補聴器専門店だから言える話[選び方]

補聴器のカタチ別おすすめ器種16選、初めての人のための選び方も
自分にぴったり合った補聴器を選ぶには?
自分にぴったりの補聴器を選ぶには、いくつかの要素があります。
1、よく聞こえるようにしたい場面から選ぶ
補聴器を考え始めたキッカケを思い出してみましょう。
たとえば、友人たちが冗談で笑っている時に、自分だけ聞き逃してしまい笑えない。それが何度も続くなら”何とかしたい”と思うものです。
補聴器は、よく聞こえるようにしたい場面に合わせて、必要な機能が搭載されている器種を選ぶのがおすすめです。
補聴器は音を大きくするだけではなく、言葉の聞き取りを補助したり、うるささを減らす機能があります。多機能な補聴器ほどより自然に聞こえやすくなりますが高額になります。必要な機能と予算のバランスをみて、自分にあった器種を選びましょう。
2、形から選ぶ
補聴器にはいくつかの形状があり、目立たなさの好み、取り扱いの簡単さのご希望によっておすすめのカタチが変わってきます。
補聴器は1日中使うことも多いため、ストレスが少なく快適に使用できるものを選ぶのがポイントです。
3、聴力から選ぶ
おすすめの器種は聴力によって変わってきます。聴力に合っていない器種を選ぶとよく聞こえません。
次の表であなたの聴力を確認しましょう。本記事のおすすめ器種は、ご自分の聴力と合わせてご確認ください。
平均聴力(㏈) | 自覚 | |
---|---|---|
軽度 | 25~40dB未満 | 小さい声や騒音下の会話が聞き取りにくい |
中等度 | 40~70dB未満 | 普通の会話が聞き取りにくい |
高度 | 70~90dB未満 | 耳元の大きな声でも聞き取りにくい |
重度 | 90dB以上 | ほとんど聞こえない |
平均聴力(㏈) | 自覚 | |
---|---|---|
軽度 | 25~40dB未満 | 小さい声や騒音下の会話が聞き取りにくい |
中等度 | 40~70dB未満 | 普通の会話が聞き取りにくい |
高度 | 70~90dB未満 | 耳元の大きな声でも聞き取りにくい |
重度 | 90dB以上 | ほとんど聞こえない |
補聴器のカタチ別のおすすめ
RIC耳掛け型のおすすめ5選
RIC耳かけ型は小型で目立ちにくく、現在では最も普及しているカタチです。スマートフォンとの連携ができるなど多機能な器種も多く、目立ちにくさと機能性の両方をお求めの方におすすめです。
(片耳、両耳とも充電器込み価格)
- たくさんの人に利用されている器種が安心な方
- 言葉の聞き取りと音質の良さをお求めの方
- ビデオ会議に補聴器を活用したい方
スマホやパソコンとBluetoothで接続することが出来るので、動画サイトの視聴やビデオ会議に役立ちます。
(片耳、両耳とも充電器込み価格)
- スタイリッシュなデザインにこだわりたい方
- 騒がしい場所での聞き取りを改善したい方
- 補聴器を使うと自分の声に違和感を感じる方
(充電器はセット)
- 最高の聞こえを追求したい方
- 旅行・スポーツ・仕事などにアクティブな方
- 補聴器を使っていることを意識したくない方
さらにモーションセンサーからユーザーの聞き取りたい意図を汲み取り、AI機能が効果的に働きます。
周りがうるさい中で、視界の外や横方向など360°どちらから声を掛けられても、人の声だけ自然と浮き上がります。
(非課税)
- コスパ重視の方
- 小さいボソボソ声を聞き取りたい方
- 静かな場所での聞こえを改善させたい方
(非課税)
- できるだけ補聴器の価格を抑えたい人
- 基本的な機能・性能で十分に聞こえる人
耳あな型のおすすめ6選
耳あな型はメガネやマスクを使う方におすすめです。本体が耳の中だけにおさまるので、メガネやマスクの邪魔にならないのです。充電式を選べば取り扱いが簡単ですし、極小サイズを選べば外からまったく見えません。
(非課税)
- 外から見えない補聴器がいい方
- 耳の穴が小さい方
- アクティブに活動される方
(片耳、両耳とも充電器込み価格)
- カッコイイ補聴器がいい方
- 取り扱いが簡単な補聴器がいい方
- 充電式の耳穴型がいい方
((片耳、両耳とも充電器込み価格))
- 充電式の耳穴型がいい方
- コストを抑えたい方
(非課税)
- 聞こえに関する機能を最大限に活用したい方
- スポーツ等日々アクティブに活動する方
(片耳、両耳とも充電器込み価格)
- 極小サイズで充電式が良い方
- 目立たない補聴器をご希望の方
- 補聴器を待たずに、すぐ試したい方
(非課税)
- 補聴器の価格を抑えたい方
- 距離が離れた人の声を聞き取りたい
- 目立たない補聴器がいい
耳掛け型のおすすめ3選
耳掛け型はサイズが大きいことから、手先が上手く動かせない方に選ばれることが多いです。また音を出すパワーが強いため重度の難聴まで対応できるので、重度難聴の方におすすめです。
(片耳、両耳とも充電器込み価格)
- 充電式耳かけ型でお値打ちモデルがいい方
- 小さい声、聞き取りにくい声を聞きたい方
(非課税)
- 多くの人に利用されているメーカーが安心な方
- 重い難聴の方
- Bluetoothで様々な機器と接続したい方
(非課税)
- ほとんど外出の機会がない方
- 多くの機能は必要とされない方
- 最も安い補聴器をお探しの方
聴力に応じてPrompt S と Prompt MPの二種類からお選びいただけます。
ポケット型の補聴器のおすすめ2選
ポケット型の補聴器は、どれも機能が限られています。その分、価格が安いです。音量を調整するつまみが大きく、ご自身で音量を操作したい方におすすめです。
(非課税)
- 両耳で音を聞きたい方
(非課税)
- しっかりとした音量感が欲しい方
- アナログ式の補聴器を使ってきた方
補聴器は気軽にご試聴ください
補聴器を初めて検討している方は「どれが自分に合っているか分からない」のが普通です。そもそも「いつ、補聴器を始めたらいいのか分からない」という方がほとんどです。
ご相談だけの方も大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

2025年:補聴器メーカー各社の特徴と評判、上位6社を徹底比較
補聴器の人気メーカーの比較と特徴
補聴器は一人ひとりの聴力を測定して、耳の状態に合わせて音質を調整するものです。しかしメーカーごとに調整で変えられない特徴があります。本記事では調整で変えられない特徴や評判を比較していきます。
多くの補聴器メーカーは、製品ブランド名と会社名が異なります。
本記事では、ブランド名を表記しています。なおカッコ内には国内の販売代理店ではなく、製品開発元の社名を記載しました。
・オーティコン(デマント)
・シグニア(WSオーディオロジー)
・スターキー(スターキー)
・フォナック(ソノヴァ)
・リサウンド(GNヒアリング)
・ワイデックス(WSオーディオロジー)
※ブランド名順、()内は社名
オーティコン
オーティコンは、北欧のデンマーク王国に本社を置く補聴器メーカー「デマント社」が展開する補聴器ブランドです。
オーティコンの補聴器は「Brain Hearing(脳で聴く)」をコンセプトに開発されています。デマント社は、耳だけでなく脳についても独自に研究を行い、その結果を活かして補聴器を開発しています。
2016年に発売されたOpn(オープン)シリーズから、他社とはまったく異なった“言葉と背景雑音を自然に分けるオープンサウンドナビゲーター”というテクノロジーを搭載。2021年には世界で初めて補聴器専用の“AI雑音抑制”機能を開発しました。
2024年6月発売の最新シリーズIntent(インテント)は、これらの特徴をさらに強化・改善したモデルになっています。
オーティコン補聴器の試聴サービスを提供している補聴器専門家の評判
オーティコン補聴器を含めて、いくつかの補聴器の試聴サービスを実施している補聴器専門家の評判を紹介します。
「スーパーの中などのにぎやかな場所で、横や後ろから声をかけられても言葉の聞き取りを助ける機能はオーティコンだけの特徴だと思います」
「自分(認定補聴器技能者)で試聴してみましたが、まわりの様々な音に対して、方向感や立体感が感じられました」
「とても自然に聞こえる」
オーティコンは、こういった感想をいただくことが多いです。
一般的な補聴器だと、言葉以外の雑音はすべて抑えるように機能するのですが、オーティコンの補聴器を使ったあるお客様からいただいた、「後ろから近づいてくる自転車の音がしっかり聞こえ、危うくぶつかりそうになるところを避けられた」というお話が印象的でした。
皆さん、それぞれ色々な表現をされますが、実際に使った方の評判をまとめると、次の二つになります。
○ まわりの音が360度、色々な方向から立体感をもって聴こえる
○ 騒がしい場所で人と話すときには、騒音が小さくなって、人の声が際立って感じられる
オーティコン補聴器の特徴
一般的に音を聞くのは耳だと思われていますが、実際に音を感じ、理解・分析しているのは脳です。オーティコンは、音を聴いているときの脳の働きを調べ、脳がどのように音を処理しているのか、その原理を研究しています。
脳を研究した結果、オーティコンは他社にない独自機能の開発に成功しました。
2016年に発売されたOpnシリーズから、研究結果を活かした補聴器になっています。
Opnには他社とはまったく異なった、”言葉と周りの雑音を自然に分けるオープンサウンドナビゲーター”というテクノロジーが搭載されました。
これ以前の補聴器は、どのメーカーも”多少は不自然さがあっても、雑音の中で言葉の聞き取りを助ける機能” を開発していました。
オーティコンのテクノロジーには様々なメリットがあるのですが、人の話を長時間聴いていても負担が少なく疲れにくいこと、雑音がある場所でも音の方向感覚が分かりやすいことが特徴です。
オーティコンの最新補聴器「インテント」

インテント ミニRITE&専用充電器

インテント ミニRITE&専用充電器
2024年に発売された最新シリーズ「インテント」では、Opnのテクノロジーがさらに進化。補聴器内部のコンピュータ・チップが新しいものに変わり、強力なAI雑音抑制機能が搭載されました。非常に騒がしい場所を含めた様々な場面で、自然な聞こえと言葉の聞き取りが両立できるようになりました。
Opn以降のオーティコン補聴器は、騒がしい場所で人と話すときには、人の声を補聴器が検知し、声以外の雑音を小さく抑えることで、相手の声を聞きやすくします。
同様のPRはメーカー各社が行っていますが、オーティコンの補聴器は、この機能が360度の全方向に対して働くのが特徴です。
自然な聞こえを好む方には、オーティコン補聴器の最新モデル「インテント」がおすすめです。
なお、他社と比べた場合のデメリットとして、周りの雑音が一定以上に大きく、健聴者でも聞き取りが難しい場面では、他社の雑音抑制技術の方が優れている可能性があります。もしくは学校の先生の声を生徒が聞くように、距離が3m以上離れているような場面では、それを得意としている器種を選んだ方がいいでしょう。
・周りの音が自然に聞こえる中で、人の声をよく聞き取れる。
・聞こえてくる音の方向感覚がつかみやすい。
・脳科学の知見を最も早く補聴器開発に取り入れたメーカー。
シグニア
以前はシーメンスという名前だった補聴器メーカーです。
現在は製品ブランド名がシグニア、開発元となる本社はWS Audiology社、日本法人の社名はシバントス社になっています。
後述するワイデックスは関連会社なのですが、製品の特徴はまったく異なります。
シグニア補聴器の試聴サービスを提供している補聴器専門家の評判
シグニアの補聴器は、補聴器を使っていない、買ったけど使わなくなった方の声を聞いて開発されてきた歴史があります。
たとえば補聴器を買ったけど使っていない方の不満というのは、次のようなものがあります。
・洗い物をしているときに、食器同士がぶつかる音が気になる。これじゃ、普段から着けているなんてできない。
・レストランや居酒屋のような騒がしい場所でも会話がしたいのに、そこで聞こえづらいんじゃ補聴器を買う意味がない!
・補聴器を耳に着けた時の自分の声に違和感があって、人と話すのがイヤになった。
・真正面の声は分かるけど、横や後ろから声をかけられた時に分からない。
これらの補聴器に対する悪い評判は、世界各国で実施されたアンケートで集まった補聴器ユーザーの声の一部です。シグニアの補聴器は、こういったお客様の声に合わせて機能を開発してきた歴史があります。
シグニア補聴器を数多くのお客様に提案している補聴器専門家の間では
「ミドル価格帯の雑音抑制のパフォーマンスが良い。」
「お客様のよくあるご要望に対しては、補聴器の機能と調整を適切に行えば、およそ応えることが出来るので、調整しがいがある」
「騒がしい場所で補聴器を使うアクティブな方に、安心しておすすめできる」
という評判が多いです。
補聴器の雑音を心配している方、補聴器を使っていて快適性を求める方には、おすすめの補聴器メーカーです。
おすすめの補聴器はコレ!
シグニア補聴器の特徴
シグニアの補聴器は「言葉以外の音は聞こえない方が良い」「できるだけ快適に使いたい」「あまり大きな音は聞きたくない」という方におすすめです。
シグニアが得意とする雑音と言葉の分離機能は、2015年に発売されたBinaxシリーズ以降、とても強力なものになっています。この機能は、極めてうるさい場所にいるときは、顔を向けた方向の声だけを拾うというものです。横や後ろ、斜め前からの音だけでなく、言葉であっても強力にカットします。

シグニアの補聴器は、横や後ろの音を抑えて、オレンジ部分の音を集中して拾うのが得意です。騒音下での会話におすすめ。
他の補聴器メーカーと比べて、不自然さが出る可能性があるものの、より大きな雑音に対応できる仕組みです。
実際にシグニアの補聴器を使った方を対象に、にぎやかな居酒屋での聞き取りを調査した結果、軽度難聴者に限れば、なんと”耳のいい人を超えて言葉が分かった”という報告*もあります。
この他、シグニアの補聴器は、着け心地にもこだわりがあります。補聴器を使うと、自分で自分の声も変化して聞こえることは一般的です。これに唯一対策しているのがシグニアです。自分の声を録音して、自分の声だけ増幅しないOVP機能が搭載されています。
*参考:シーメンスホワイトペーパー「最新指向性技術の補聴器vs健聴者の聞こえ」
シグニア補聴器の最新シリーズ「IX」の特徴と評判

左 Pure Charge&Go IX, 右 Insio Charge&Go AX

Pure Charge&Go IX

Insio Charge&Go AX
2023年に発売された「Signia IXシリーズ」では、騒音下での言葉の聞き取りを助ける2種類のロックオン機能が初めて搭載されました。
1つ目の「ワードロックオン機能」は、たとえばサトウさん、カトウさんなどの似た単語が登場したとき、もしくは7時と1時(シチジとイチジ)という似た単語が会話の最初に登場したときの聞き取りを改善してくれます。
2つ目の「スピーチロックオン機能」は、実際の会話で行われる距離2mまでの声をマイクが自動で追いかけてくれる機能です。旧来の補聴器は顔の真正面の声のみ集中的に拾おうとしていましたが、スピーチロックオンでは、最大5人の声にフォーカスすることができるようになり、複数人での会話の聞き取りが改善されました。
また旧シリーズ「AX」では、充電式のオーダーメイド耳あな型補聴器も発売しています。こちらは電池を交換する手間がなく、取り扱いがとても簡単です。
・補聴器を使うことによる疲れやうるささが少ない。
・雑音のある場所では(少し不自然でも)雑音をとても強力にカット。
・補聴器の初心者・軽度難聴の方におすすめ。
スターキー
スターキー社は、昔からオーダーメイドの耳あな型補聴器を得意としているアメリカの補聴器メーカーです。元アメリカ大統領のロナルド・レーガン氏が、在任中にスターキー社の補聴器を使っていることを公表したことで、一躍有名になりました。
世界最小で外からまったく見えないオーダーメイド耳あな型補聴器や、充電式のオーダーメイド耳あな型補聴器などを世界で最初に開発しています。
スターキー補聴器の試聴サービスを提供している補聴器専門家の評判
スターキー補聴器についての評判は、オーダーメイドの耳あな型補聴器に偏っています。
「耳の穴が小さなお客様から“目立たない補聴器しか着けたくない”とご要望いただいたときは、必ずスターキーのIICサイズを提案しています。耳の穴の形によりますが、極小サイズのIIC補聴器は、スターキーが一番小さく作れると思っています」
「取り扱いが簡単な補聴器が必要な高齢のお客様には、オーダーメイドの充電式耳あな型補聴器を最初にご提案しています。誤解されがちですが、耳かけ型の補聴器よりも簡単だと思います。最近はマスクを使う方が多いので、スターキーを提案することが増えています」
「音楽好きのお客様には、補聴器のメーカーによる音質の聞き比べをおすすめしていますが、ジャズとロックがお好きな方には、特にスターキーをおすすめしています」
スターキーの補聴器は、まだあまり日本で普及していないのですが、それでも取り扱っている補聴器技能者の方からは、こだわったコメントをたくさんいただきました。
スターキー補聴器には、自立心に溢れ、ジャズやロックが好きな方にファンが多いようです。
スターキー補聴器の特徴
スターキーは耳の型に合わせて作るオーダーメイド耳あな型補聴器を得意としています。当社で開催する「耳あな型補聴器のメーカー比較大会」において、見た目の小ささの部門では、スターキー社が毎回1位です。
2020年には、世界で初めて充電式のオーダーメイド耳あな型補聴器「Livio」を発売しました。その後、数年は充電タイプのオーダーメイド耳あな型補聴器が他社から発売されなかったため、充電タイプの耳あな型補聴器をお求めのお客様は必ずスターキーを選ぶ、という状況が続きました。
最新のAI搭載補聴器「Genesis AI(ジェネシス エーアイ)」
2024年に、最新シリーズ「Genesis AI」が発売されました。
Genesis AIの特徴は、脳の聴覚機能を模倣したディープ・ニューラル・ネットワーク(DNN)回路が搭載されたことにあります。
この回路は人の脳が物事を学習する仕組みを模倣しており、雑音の中で言葉を聞き分けるという耳のいい人の脳の役割の一部を補聴器が代わりに担えるよう、AIによって高度な雑音抑制が機能します。
AIの他にも補聴器内部に複数のセンサーが搭載され、聞こえだけでなく健康と安全に役立つ仕組みになっています。
スターキーの補聴器は、全メーカーで唯一、転倒検出防止機能が搭載されています。
補聴器を使っている時に、万一転倒すると内部のセンサーがそれをキャッチ。事前に登録されたご家族へ、スマホ経由でGPS情報と合わせて緊急連絡を発信してくれるのです。
補聴器を使うご本人が高齢であれば、ご家族にとって安心いただける機能です。
Genesis AIでは、充電式だけでなく、超小型の耳あな型補聴器や、スマホとBluetooth接続できる小型の補聴器など、10種類もの形状が同時に発売されました。これまで以上に、たくさんの選択肢の中から、自分に合った補聴器が見つけやすくなっています。
世界最小の充電式オーダーメイド耳あな型補聴器「Signature CIC R(シグネチャー)」
世界最小*(*2024年、スターキー調べ)の小型充電式オーダーメイド耳あな型補聴器「シグネチャー」が2024年11月に登場。
CICサイズのオーダーメイド補聴器で充電式は世界初となります。音質や性能を決める内蔵プロセッサーには「Genesis AI」が採用されています。

世界最小の充電式耳あな型オーダーメイド補聴器「シグネチャー」

サンプルを装用した様子。目立ちません。

左:新製品、右:従来品。サイズが半分!
・世界で一番小さな耳あな型補聴器を開発している。耳あな型補聴器のメーカー比較(当社開催イベント)で、見た目の小ささの部門で1位。
・充電式のオーダーメイド耳あな型は、取り扱いしやすくマスクの邪魔にならないので人気。
フォナック
フォナックは現在、世界シェア1位の補聴器メーカーです。
世界シェア1位ですから、どんな難聴の方にも対応できるよう商品開発を行っています。様々な補聴器を開発しており商品ラインナップが豊富で、フォナックの補聴器には数多くの機能が搭載されています。フォナックの補聴器を選んでおけば、器種選びの大きな間違いはないでしょう。
関連会社にユニトロンという補聴器メーカーがあります。こちらはフォナックブランドで最新モデルが発売された後、しばらくしてから似た製品がユニトロンブランドで発売されています。
フォナック補聴器の試聴サービスを提供している補聴器専門家の評判
「(先天性難聴の学生さんなど)大学で講義を受けているお客様には、遠くの小さい音の増幅が得意なフォナック補聴器を提案することが多いです。先生の言ってることがわかるように」
「お仕事が現役の方でビデオ会議が多い方には、フォナックをおすすめすることが多いです。中継器などの余分な装置を使わずに、パソコンと補聴器のBluetooth接続を一番最初に実現したのがフォナックだと思います。スマホだけなら昔から他社でもありますし、パソコンとの接続も今なら他社補聴器にもあるかも知れません。しかし仕事用の道具ですから、ビデオ会議中に上手く動かないとお客様を困らせてしまいます。一番実績があるフォナックを信頼しておすすめしています。」
「補聴器の機能や特徴は、こだわり始めれば色々な要素、たとえば言葉の聞こえ、雑音の抑制、サイズと見た目、値段などがあります。絶対にゆずれないピンポイントなご要望がお客様にあれば、それに合わせて提案しますが、実際にはいくつかの要素でバランスを取ることになります。そうすると色々と試聴しても最終的にフォナックになることが多いです」
フォナック補聴器の特徴
フォナックは世界シェア1位の補聴器メーカーですから、商品ラインナップが豊富です。さまざまな補聴器を開発しており、どんな難聴の方にも合う補聴器があります。
●歴史的に小児の難聴、先天性難聴が得意
歴史的にフォナック補聴器は、先天性難聴のお子様が、学校の授業で先生の声がはっきり聞こえることを目指し開発されてきました。
通常の教室の中で、先生のいる位置から教室の後ろの席まで、およそ5メートルほど離れています。昔からフォナックは授業中という静かな環境の中、5メートルの距離で聞き取れることを目標にしていたようです。
先天性の難聴のお子様に特化した補聴器(スカイシリーズ)があり、お子様用の小さいサイズの補聴器、間違った操作をしないためのチャイルドロック、子供が好む様々な補聴器カラーをラインナップしています。
フォナックは補聴器本体とは別に”ロジャー”という無線マイクシステムを開発しています。これは補聴器と組み合わせて、遠く離れた人の声でも耳元で話してくれているように、とてもハッキリ聞き取れる道具です。このロジャーを使いたい方や高度以上の難聴の方には、フォナックのファンが多いです。
●ビデオ会議におすすめ
2021年に発売された「フォナック パラダイス」シリーズ以降、パソコンとステレオのイヤホンマイクとしてBluetooth接続ができます。これは他社にない世界で唯一の特徴です。コロナ流行以降、多くの人がテレワークで働いていますが、テレワークのビデオ会議には、フォナック補聴器のBluetooth接続が特におすすめです。
※他の補聴器メーカーにも、Bluetooth通信に対応した補聴器は様々ありますが、それぞれ少しずつ機能が異なっています。
もちろんビデオ会議だけでなく、音楽やYouTube、Netflixなどの動画を楽しむときにも、フォナック補聴器のBluetooth接続機能は役に立ちます。
●色々なバランスを考えるとフォナックを選ぶことがある。
これまで私たちは多くのお客様に、補聴器メーカー各社の音の聞き比べサービスを提供してきました。聞き比べた結果、一長一短があった時、皆さん何を優先するかで悩まれます。
たとえば耳あな型補聴器を最小サイズで作ろうとした時、フォナックはスターキーほど小さくは作れないことが多いです。
雑音を抑制する機能では、やはりこれを得意とするシグニアと比べると(同じ価格帯では)少しだけ劣ることがあります。軽い難聴の方にとっての聞こえの自然さでは、オーティコンの音質が好まれるケースもあります。
しかし補聴器の小ささや着け心地、雑音の少なさ、離れた距離での聞き取りなど、様々な面を考慮して、同じ価格で比べた結果、最後にフォナックを選ぶ、というケースが比較的多いです。
様々な機能が必要な方、もしくは自分に必要な機能がまだ分からない方にとって、フォナックは堅実な選択と言えるでしょう。
補聴器経験者にとって、自分に必要な機能が絞り込めているなら他のメーカーが合っているケースもあります。
●その他のフォナック製品や機能の特徴
他社にあまりない製品や機能としては、下記のものがあります。
・世界で唯一、チタン製の極小耳あな型が作れる。
チタン素材の特性として、人体への影響が極めて小さく、皮膚のアレルギーや汗をかいた後のかゆみが気になる方にもおすすめです。
チタンの鈍い輝きはとてもクールです。
・非常に騒がしい中でのことばを聞き取る
フォナック製品の上位モデルには、雑音下で声を聞き取りやすくする両耳間通信指向性マイクを搭載しているものもあります。この機能は騒音の中でも聞きたい声が聞き取れるよう、顔を向けたごく狭い範囲の音だけを選んで拾い上げてくれます。
フォナックの最新補聴器「ルミティ」シリーズ
2022年に発売された「フォナック ルミティ」は、活発に活動する人々のため、周りの環境の変化に合わせて、聞こえ型が最適化されるように進化しています。
ルミティシリーズから、マイクの指向性を話し声の方向へ自動的に調節する「スピーチエンハンサー」が搭載されました。これにより従来の器種と比べて、雑音の中で横や後ろから会話を聞く機能が向上しました。
ルミティシリーズからは、スタイリッシュな形状の「スリム」、水や汗に強い「ライフ」といった形状が増え、補聴器を使う環境にマッチするものを選ぶ事ができるようになりました。
フォナック補聴器の値段と機能の関係
世界シェア1位で、さまざまなテクノロジーが搭載されているフォナックの補聴器ですが、唯一のデメリットは値段です。フォナックの補聴器は、最高級モデルと上から2番目のモデルには、非常に多くの機能が搭載されています。これらがご予算内であれば、おすすめのメーカーです。
上から3番目以下のモデルになると、搭載機能を減らす傾向があります。ご予算によっては、慎重に他メーカーと比較していただくことがおすすめです。
・シェア1位だけあって、機能面は充実。ほとんどのニーズに対応可能。
・補聴器のお店選びで迷ったらフォナック取り扱い店を選ぶのが堅実です。
リサウンド
リサウンドは「GNヒアリング社」が開発・販売している補聴器ブランドです。
リサウンドは他社にない特殊な機能を開発することが得意です。iPhoneと連携する補聴器アプリや、耳の穴の形状をレーザーで3Dスキャンするテクノロジーなど、他社があまり取り組まない分野に挑戦してきました。その結果、業界初となる技術を生み出しています。彼らが開発した機能が、あとから他社に取り入れられ、業界のスタンダードになっているケースは少なくありません。
リサウンド補聴器の試聴サービスを提供している補聴器専門家の評判、「音質」が高評価
リサウンド補聴器の音質は、特定の方にフィットする傾向があるようです。
「音の加工が少ないようで、自分で聞いてみても自然に感じます」
「伝音性難聴もしくは混合性難聴の方に試聴していただくと、ご満足いただけることが多いと思う」
「最近の補聴器は、最大音量の制限を強くかける器種が増えていますが、リサウンドの補聴器は、しっかり大きくする調整がしやすい」
と評判です。
リサウンドの補聴器は、特定の方向けに音質や機能に特徴があり、一部の難聴の方には、特に上手く適合することがあります。その難聴は、中耳炎の経験や、治療後も残る後遺症などによって発生する伝音性難聴です。また伝音性難聴の方が高齢化した場合に起こる混合性難聴の方も、リサウンドの補聴器が適合することが多いです。
近年、ほとんどの補聴器は、加齢性難聴の方の聞こえを改善させるため、様々な機能が開発されています。これらの機能は伝音性難聴の場合、マイナスに働くケースがまれにあります。リサウンドの補聴器は、調整によって余分な機能を停止させられることから、正しく調整すると伝音性難聴の方に好まれます。
リサウンド補聴器の特徴
●世界初、専用の装置で作る「オーダーメイド耳あな型」
リサウンドのオーダーメイド補聴器を作るときには、目で見て分かりやすく面白い、Otoscan(オトスキャン)という耳の穴の形状を測定する装置に特徴があります。
Otoscanは、耳の穴の形状をレーザーで3D撮影する装置です。補聴器メーカーの中で、リサウンドが最初に導入しました。耳の手術を経験した方、耳の穴が曲がっている方、綿棒で耳を掃除した時にぞわぞわ感じてしまう体質の方には、Otoscanによる耳型採取がおすすめです。
●リサウンド補聴器のスマホ連携機能
補聴器とスマホを通信・連携させる機能は一般的になりつつありますが、これはリサウンドが業界初(2014年)でした。2017〜2019年頃までは補聴器と連携できたのはiPhoneだけだったため、高校生くらいの難聴の学生はリサウンドの補聴器を指名して、ご両親にiPhoneをおねだりする、そんな場面もありました。
今ではiPhoneのスマホアプリと補聴器が通信するのは当たり前になりました。近年、Androidスマホに対応した補聴器を最初に発売したのもリサウンドです。音質設定などを自分で変更したい方に、スマホアプリが好評です。
リサウンドの最新補聴器「リサウンド・ネクシア」
2025年現在、リサウンドの最新補聴器はリサウンド・ネクシアです。ネクシアには充電式の耳あな型補聴器モデルがあります。充電器ケースまでオーダーメイドで作られており、取り扱いの簡単さには定評があります。補聴器本体のボタンも大きなデザインになっており、取り扱いの簡単さをお求めの方におすすめです。
聞こえ方の面では、2022年発売のリサウンド・オムニア以降追加された「フロントフォーカス」により、それまでのリサウンドの補聴器よりも騒がしい場所での聞こえが150%改善しています。
・中耳炎の経験者や、耳の手術の経験者には、音質が良いと人気。
・3Dレーザーで作ってもらったオーダーメイドの耳あな型補聴器の着け心地が良い。
・Androidスマホのアプリでも、補聴器を操作出来て便利。
ワイデックス
ワイデックスは、デンマークで創業された補聴器専門のメーカーです。
現在、グローバル本社はシグニアと同じ、WS Audiology社です。WS Audiology社が展開する製品ブランドとして、シグニアとワイデックスがあります。
同じ会社ではありますが、この2ブランドは補聴器の特徴がまったく異なります。
ワイデックス補聴器の試聴サービスを提供している補聴器専門家の評判
「小さい音の増幅が得意で、小さい言葉やボソボソ声の聞き取りが得意」
「他メーカーの補聴器で、言葉の聞き取りに満足できなかった、補聴器経験者の方から人気」
「ワイデックスを使っている人は、なぜかずっとワイデックスを使う」
補聴器は本来、聴力に合わせて音を加工する装置ですが、音の加工は微かな音質の劣化を招きます。その点ワイデックスの補聴器は、音質が劣化しないことに強いこだわりを持っています。
その音質へのこだわりから、カタログを読んでも他社のような分かりやすい機能はありませんが、ワイデックスの音質には根強いファンがいます。
実際、ワイデックスの音質を気に入って満足される方は、補聴器の初心者よりも経験者の方が多いです。他メーカーの音質を経験した方が、ワイデックスに買い替えることは多くありますが、ワイデックスの音質に満足していた方が、他のメーカーに買い替えるケースは多くありません。
ワイデックス補聴器の特徴
ワイデックス補聴器の特徴は、小さな音に対する感度が強いこと。そして音の加工による音質劣化を防ぐこだわり。この2点です。
全てのワイデックス補聴器には、一円玉が布団の上に落ちた音さえ拾うマイクが搭載されています。もちろん実際に一円玉の音は聞こえなくても良いのですが、この性能が役立つ場面は、会議・会合など、距離5メートル以上離れた場所での会話です。
ワイデックスの補聴器は、会議・会合など、静かな場所で遠くの声の聞こえを改善したい方には、特におすすめしています。
ワイデックスの最新補聴器SmartRIC

SmartRIC
ワイデックス補聴器の特徴である「音質を劣化させず、不自然さを感じさせない」というこだわりが、さらに強く出ているモデルがSmartRICです。
SmartRICは、他社にない「ゼロディレイ テクノロジー」を搭載しています。
通常の補聴器は、マイクに音が入り、その音声信号が内部にあるコンピュータで処理され、スピーカーから音が出る構造になっています。この一連の処理に、どうしてもミリ秒単位で音が遅れてしまっていました。
「ゼロディレイ テクノロジー」では、この音の遅れ(ディレイ)を1ミリ秒以下に抑えることに成功し、ますます音質に磨きがかかっています。
2024年に登場したSmartRICは、耳に装着した時に安定感がある形状になるのと合わせて、マイクの位置・角度が改善され、より顔を向けている正面方向の音をさらに正確に拾いやすくなり、これによって騒がしい場面における正面の人との会話がより聞き取りやすくなりました。
・授業・会議・会合での聞こえを良くしたい方に人気!
・すでに補聴器を使っていて、買い替えの際には試聴してみる価値あり!
メーカーごとに特徴のある補聴器
この記事に書いた補聴器メーカーを比較した特徴は、メーカーのカタログにはまったく載っていません。
メーカーの公式サイトを見ても、以下のようなことはわかりにくいと思います。
・遠くまでの言葉の明瞭度を優先しているか、言葉は近くだけでも日々の快適性を優先しているか。
・補聴器が故障する可能性について、耐水性に優れているか、それとも汗にも強く作られているか。
・補聴器を着けた時、どの機種がどれくらい目立つのか、逆に目立たないのか。
・テレビのセリフをハッキリさせたい、会議でしっかり聞きたい、電話の言葉を分かりやすく等、特定の場面に適しているか。
・メーカーごとに耳せんの形状は異なるが、それぞれどんな耳の形に適合するのか。
評判の良い補聴器メーカーは結局どこ?補聴器ユーザーの評判がネット上に少ない理由
補聴器を初めて使う方から「どんな補聴器メーカーが人気なの?」「実際に使った人からの評判が良いメーカーはどこ?」というご質問をよくいただきます。
しかしここまでの記事でご紹介した通り、補聴器はメーカーによってそれぞれ特徴があり、それによって得意な聴力や環境があります。
逆に言えば、聴力や使う環境によっては合わないことがあります。
補聴器は医療機器なので、薬みたいなものとお考えいただくと分かりやすいと思います。
血圧の薬だけでも種類があるでしょうし、適量は人によって変わります。
血糖値や腎臓の数値やそのほかの持病によっては、一緒に使うと副作用が出てしまう組み合わせもありえます。
耳の状態と補聴器メーカーの組み合わせはとても重要なので「どのメーカーの評判が良い」と簡単には言えないのです。
実際に、ある補聴器ユーザーにとってはベストな器種でも、別の人にとってはまったく合わないということがあります。
過去、一部の企業が過度なPRで誤解させてしまった歴史的な経緯などもあり、現在では誤解を招かないために、日本補聴器販売店協会の広告ガイドラインでは「ユーザーの具体的な症例や評判の良さを用いたPRは禁止」とされています。
補聴器を選ぶときには評判の良さではなく、自分の耳に合うか、自分が使う環境に合うか。そういったことを基準にしていただければと思います。
実際に売れている補聴器メーカーの世界シェアランキング
自分に合った補聴器を選ぶ際、まったく初めてならランキング上位のメーカーから試していただくことをおすすめします。器種別のランキングというのは、聴力によって自分にはまったく合わない可能性があること、また日進月歩で新機種が登場することから、あまり参考になりません。
少し古いデータ(2019年時点)になりますが、全世界で売れている補聴器メーカー(ブランド)シェアのランキングは下記のとおりです。実際によく売れている補聴器メーカーのうち、ランキング上位のものをいくつか試聴してみることをおすすめします。

Lachlan Towart, Analyst; Stefan R Meyer, Analyst.Longer Term Investments Medical devices Chief Investment Office GWM.
(閲覧年月日:2024/07/23)p.13をもとに当社作成。

Lachlan Towart, Analyst; Stefan R Meyer, Analyst.Longer Term Investments Medical devices Chief Investment Office GWM. (閲覧年月日:2024/07/23)p.13をもとに当社作成。
補聴器の機能・性能は、どれほど研究開発に投資しているかによって、大きく変わってきます。
研究開発費は、メーカーの企業規模におよそ比例しています。特別なこだわりが無ければ、最初に試聴する補聴器は、大手の評判の良いメーカーの中から選んでいただくのが良いと思います。
- 国内では、世界ランキング上位の6ブランドの他にも、いくつかの補聴器メーカーがあります。
- ☆パナソニック
- ☆リオネット補聴器
- ☆NJH
- ☆コルチトーン補聴器
- ☆マキチエ
- シャープ
- パイオニア
- オムロン
- など
- 日本メーカーの補聴器売上高をすべて合計しても、先にご紹介した人気メーカー1社より小さく、どこも小規模と言わざるを得ません。
- ☆は、日本補聴器工業会に所属する企業。なお前述の補聴器メーカートップ6社も日本補聴器工業会のメンバーです。
補聴器は器種が多いから、無料の試聴体験がおすすめ
当店では、主要な補聴器メーカー6ブランドの全製品を取り扱うことで、カタログだけでは見えてこない、それぞれの特徴を把握しています。
お客様から聞こえのご相談をいただくと、お一人おひとりのご要望をおうかがいし、聴力を測定した上で、おすすめの補聴器を2~3器種ほどご提案しております。
おすすめの補聴器をいくつか試聴していただき、聞こえ具合、使い勝手、ご予算に合ったものをお選びいただくのが、一番ご満足いただけると考えております。
聞こえと補聴器については、何でもご相談ください。
主要補聴器メーカーのほぼ全器種から最適な補聴器をご提案します。
- 補聴器はメーカーだけでなく、形状や価格による違いもあります。
- 購入前に、比較検討することで自分に合った補聴器を選ぶことができます。
- 補聴器の種類、耳あな型・耳掛け型・ポケット型の特徴
- 高い補聴器と安い補聴器、値段の違いとは?

高い補聴器と安い補聴器、値段の違いとは?
補聴器の値段の違いは機能の違い
補聴器の値段は数千円のものから100万円以上まで幅広くあります。
この違いは、補聴器に搭載されているテクノロジーや機能に影響します。
値段が高いほど、音質や性能が向上し、より快適で効果的な聞こえを提供するための高度な機能が搭載される傾向にあります。
<機能の例>
・音質調整チャンネル数(音のきめ細やかさ):高価格の補聴器ほどチャンネル数が多い
・雑音の中での聞き取りを助ける機能:雑音抑制機能、風雑音抑制機能、反響音抑制機能、指向性マイクロフォンなどは、特に値段の影響が大きく表れます。
・便利な機能:テレビや電話との連携機能や、充電式対応の有無などはあまり値段の影響がありません。ただし別売りのオプション品が必要になることがあります。


高い補聴器と安い補聴器の違いとは?
難聴は人によって、聞こえにくい音の種類や症状が違うため、高い補聴器が良い補聴器とは限りません。
そのため自分にあった補聴器を選ぶ必要があります。自分にあった補聴器とは、自分がよく聞こえたい環境で、よく聴こえるための機能が搭載されている器種です。
通信販売の補聴器は数千円で販売されていることもありますが、それでよく聞こえなければ意味がありません。
専門店の補聴器は最高で両耳100万円以上ですから、よく聞こえるかも知れませんが、高すぎて予算オーバーなら手が届きません。
ここからは補聴器の値段別に違いを詳しく見ていきましょう。
通販の最安補聴器
5,000円~15,000円程度
よく新聞の広告欄に記載されている安いタイプです。
これくらいの値段で販売されている商品は、実は補聴器ではなく、集音器や助聴器であることが多いです。
補聴器という名称を名乗れるのは、厚生労働省から医療機器として効果と安全性の審査を受け、認定済みの商品に限られています。認定されていないものは、補聴器と名乗れないのです。
こうした安い集音器や助聴器はテレビ番組や、ネット検索などで、あたかも補聴器であるような誤解を招く表現をしているものも見受けられます。
過剰に大きな音量が出てしまう粗悪品の場合、耳に負担をかけ、聴力が低下する可能性さえ考えられますので、ご注意ください。
「補聴器」は厚生労働省から正式に「医療機器」として認定されています。
補聴器と似ている「集音器」「助聴器」は医療機器ではありません。
◎ メリット
・電話1本で手軽に購入できる。
・安いので、購入後 もし壊れてもあまり懐が傷まない。
× デメリット
・聞こえ具合が良くなくても、音量以外の調整ができない。
・耳の形や音が合う人合わない人がいる。
・ピーピー鳴りやすい。
・雑音がうるさい。
☆ この補聴器が向いている人
・一時的に、とりあえず使いたい人。
・難聴の程度が軽い人。
・とにかくお金をかけたくない人。

Shop Japan 楽ちんヒアリング
価格:14,390円(税込)
出典:https://www.shopjapan.co.jp/products/RAH0-00000/ (参照:2024年6月1日)
通販でよく売れている安い値段の補聴器
15,000円~50,000円程度
通販でも、これくらいの値段になると「補聴器」として認定されているものが出てきます。
よく誤解を受けるのが、補聴器は耳元で音を大きくするための機械だと思われています。
しかしそんなに単純ではありません。補聴器は使う方の聞こえにくい音を、聞き取れるように音を調整する機械です。
補聴器を使って良く聞こえるようになるには、どういう音が聞こえにくいのかを調べ、聴力測定の結果に合わせて補聴器を調整し、さらに雑音を除去するといった補聴器の機能を活用するなど、様々な要素が絡んできます。
この価格帯の補聴器だと、通信販売もしくは家電量販店などで取り扱われています。お値打ちな分、機能や性能は限られていますし、聴力測定と音質・音量の調整サービスはありません。
このあたりを割り切れれば、便利に使えるかもしれません。
これくらいの値段までの補聴器はパッケージに「軽度難聴専用」などと記載されていることが多く、中等度より進行した難聴には合わないモデルが多いです。
◎ メリット
・電話1本で手軽に購入できる。
・高額ではないので、購入後聞こえにくくてもあまり懐が傷まない。
・ピーピー音をとめる機能があるものもある。
・周りの音を大きくするだけではなく、話し声が聞きやすいように音質を替える機能があるものもある。
× デメリット
・聞こえ具合が良くなくても、調整ができない。
・音質が合うかどうか、買うまで分からない。合う人もいれば、合わない人もいる。
・耳の形と耳せんの形のフィット具合は買うまで分からない。合う人もいれば、合わない人もいる。
・取り扱いの説明が説明書かコールセンターしかない。
・補聴器を使った効果を客観的に確認できない。自分に合っているのか分からない。
・ピーピー鳴りやすい。
・雑音がうるさい。
☆ この補聴器が向いている人
・インターネットが苦手で、電話で注文したい人。
・難聴の程度が軽い人。
・取扱説明書を自分で読み、設定ができる人。

オムロン社 イヤメイト AK-15
価格:39,800円(非課税)
出典:https://www.healthcare.omron.co.jp/product/etc/ak/ak-15.html (参照:2024年6月1日)
専門店で販売している最安値補聴器
片耳50,000円~100,000円程度
専門店のサービスが受けられる中では、もっとも値段が安いお値打ちな価格帯です。
これくらいの値段から、中等度より進行した難聴に合うモデルが登場します。
◎ メリット
・専門店での詳しい聴力測定を受け、自分の耳に合わせて音量・音質を調整してもらえる。
・自分の耳のカタチに合わせて、耳せんを選んでもらえる。もしくは耳せんをオーダーメイドで作ってもらえる。
・外からほとんど見えない小型のオーダーメイド補聴器も選べる。
・購入した後に聞こえが悪くなってきても、相談、聴力測定、再調整、補聴器のアフターフォローが受けられる。
・対面で、取り扱いの説明が受けられる。
・補聴器を使った効果を客観的に測定してもらえるので、補聴器を使ってどれくらい聞こえるのかが分かる。
・ピーピー音を抑える機能がある。
・雑音を抑える機能がある。
× デメリット
・店舗に行く必要がある。近所に補聴器専門店があるとは限らない。
・聴力測定や調整に時間がかかる。
・周りの騒がしさによって音量の調節や音質の切り替えを自分でする必要がある。
☆ この補聴器が向いている人
・騒がしい場所で大事な話を聞く機会が少ない人。
・自宅での家族の話やテレビの声が聞こえれば満足な人。
・店舗に来店することができる人。
・調整や検査に時間をかけても良い人。

リサウンド KE361-DRW
価格:105,000円(非課税)

ワイデックス MAGNIFY30 CIC-M
価格:98,000円(非課税)
専門店でよく売れている補聴器
片耳100,000~350,000円程度
これくらいの値段になると、雑音を自動で抑える機能、雑音の中で言葉を聞き取る補助機能、ピーピー音を抑える機能が大幅に強化されます。加えて、他にも様々な機能があります。
アクセサリ(周辺機器)と組み合わせて使用することで、テレビや携帯電話の聞き取りがよくなります。
両耳セットで割引価格が設定されていることがあります。
◎ メリット
・外からまったく見えない極小のオーダーメイド補聴器も選べる。
・安い補聴器と比べると雑音が静か。
・周りの音環境を感知して、補聴器が自動で音の調節をする。
・周辺機器を利用して、テレビや携帯電話の聞き取りをよくすることができる。
× デメリット
・店舗に来店する必要がある。
・検査や調整に時間がかかる。
・値段が高い。
☆ この補聴器が向いている人
・旅行や仕事、お友達とのお付き合いなど、活発に活動されている方。
・騒がしい場所で話を聞く機会がある人。
・店舗に来店することができる人。
・調整や検査に時間をかけても良い人。
*補聴器は片耳価格,充電器代別途
専門店の最高級品
片耳490,000~650,000円程度
現在発売されている補聴器のできることが全て詰まった補聴器です。
この補聴器でできないことは「補聴器の限界」と考えて良いでしょう。
◎ メリット
・音質が非常に良い。
・周りの音環境を感知して、すべて自動で細かく音の調節をする。
・修理保証や紛失保証の期間が長い。
・この値段になると、一部の補聴器は、耳のいい人を超えてよく聞こえる場合がある。
× デメリット
・店舗に来店する必要がある。
・検査や調整に時間がかかる。
・金額が高い。
☆ この補聴器が向いている人
・騒がしい場所で大事な話を聞く必要がある人。
・より良い聞こえにこだわりたい人。
・自分でボタンを押して補聴器の音量調節や音質を変えるのが面倒な人。
・補聴器をつけたら、何もしなくてもそのままでどこでも快適に話を聞きたい人。
・身に着ける物は、最高品質・最先端で揃えておきたい方。

フォナック オーデオL90‐R
価格:645,000円*(非課税)

シグニア Insio Charge&Go 7AX
価格:580,000円*(非課税)
*補聴器は片耳価格,充電器代別途
自分にあった補聴器を選ぶときにオススメの方法
補聴器を借りて、実際に使ってから考えよう!
結局、自分の聞こえ具合に合うかどうかは、実際に試して、体験するのが一番確実です。
通信販売であれば、数日以内は返品OKというお店があります。
補聴器専門店の中には、購入前に補聴器の貸し出しサービスを行っているお店があります。
これらのサービスを使って、普段の生活の中で、いつも通りに暮らしていただき、実際に試してみるのが一番確実です。
なお試聴・体験サービスは、店内限定というお店もあります。
お店の中は、ご自宅の状況とは当然違います。ご自宅や習い事の会場のように場所も違えば、会話が大切な人もいれば、テレビや電話、音楽など、聞きたい音も違うはずです。実際の生活の場所で体験できるサービスがおすすめです。
とくに初めて補聴器を使う方で、最初から確実によく聞こえるようになりたい方は、レンタルサービスや、返品の無料期間を活用して、一ヶ月程度は、実際に補聴器を使ってみましょう。
よく聞こえない補聴器で失敗することなく、よく聞こえる補聴器だけを選ぶことができます。
補聴器を借りる前に、確認しておきたいこと
補聴器を借りてみたら、無料だと思ったら電池代は必要だったとか、落として壊れてしまったけど弁償させられるのかしらとか、心配なことは先に聞いておきましょう!
補聴器を借りるときに、ぜひ確認してほしいポイントをお伝えしておきます。
・貸出期間 — 当然、長いほうがより確実に試せます。
・本当に無料なのか — たとえば電池代だとか、保証金がいるのか、買わなくても大丈夫か、など。
・途中で、器種の変更ができるか — いろんな機種、メーカーを試すと、補聴器それぞれの個性が見えてきます。
・壊れたり、無くしたら — 借りた補聴器が壊れた時や紛失した時、どこに連絡したらいいのか、お金がかかるのかなど。
そして、ここでちゃんとお話ができる店員さんかどうかも、実は大事なことだと思っています。
(通信販売でも同様でしょう。ちゃんと電話が通じるか、話を聞いてもらえるか、質問に答えてくれるかなど)
ちゃんと、言いたいことが言えるお店の雰囲気や店員さんかどうか。
特に、補聴器専門店で買う場合、しばらくしてから補聴器を再調整してもらうなど、何かとお世話になるはずです。
長く補聴器を使うために、良い店員さんに会えるかどうかは、一番大事なことかもしれません。
まとめてみました。
高い補聴器と安い補聴器:まとめ
高い補聴器と安い補聴器の値段の違いをご説明しました。参考になりましたでしょうか?
手間をかけずに「聞こえればラッキー!」ぐらいの気持ちで通信販売の補聴器を購入することもできますし、専門店で検査結果に合わせて調整された「よく聞こえる」補聴器を購入することもできます。
「値段にも聞こえにも安心・納得してから買いたい」とご希望でしたら、ぜひ私たちの試聴貸出サービスをご利用ください。

耳あな式の充電補聴器で価格が最も安いモデルは?
オーダーメイドの充電耳あな式補聴器の取り扱いメーカーは全部で5社
オーダーメイドで耳にぴったりフィットする耳あな式補聴器ですが、小さな電池の交換が必要というめんどくささがありました。
世界で初めて、充電タイプのオーダーメイド耳あな式補聴器の開発に成功したのはスターキー社で、2020年に販売が開始されました。
世界初、充電式耳あな型補聴器が発売!スターキー「Livio AI」
その後、2022年にシグニアとリサウンド、2023年にリオン、2024年にパナソニックと充電式の耳あな式補聴器を取り扱うメーカーが徐々に増えていきました。
価格が最も安いオーダーメイド充電耳あな式はスターキーのLivio1000
2024年4月現在、日本で最も安いオーダーメイド充電耳あな式の補聴器は、スターキー社のLivio1000です。
メーカー希望小売価格は片耳157,600円、両耳セット297,600円(ともに充電器込の価格)です。
Livio1000は比較的小さい
オーダーメイドの補聴器でも内部には様々な部品が入っているため、耳の穴にすっぽり入る形になるか、はみ出してしまうかが変わってきます。
Livio1000は内部部品が小さいため、他メーカーの充電耳あな式と比べて小さく制作できます。
わずかな違いですが、耳に入れたときのつけ心地や外からの見た目に関係してきます。

耳に入れたときの見た目の比較、右側がLivio1000
Livio1000のカラー・デザイン・対応聴力
Livio1000は、カラーからお選びいただけます。
フェイスプレートという外から見える部分はブラックとベージュの2色から、シェルという耳の穴に隠れる部分は全5色からお選びいただけます。この組み合わせ10パターンから色をお選びいただきます。
対応聴力について
Livio1000はサイズの違いでITCとITEがお選びいただけます。
ITEになると大きくなりますが、最大音量も大きくなります。ITEサイズは高度難聴までの聴力に対応しています。

Caption:livio 1000 ITCサイズ

Caption:livio 1000ITEサイズ
オーダーメイド充電耳あな式補聴器のメーカーごとの最安値の比較
オーダーメイド充電耳あな式補聴器の価格について、全メーカーの最安値を調査しました。
まだオーダーメイド充電耳あな式は、登場して年数が経過しておらず、まだ取り扱っていないメーカーも多いです。そのためスターキーをのぞくと、あまり安くなっていないようです。
メーカー&器種名 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|
スターキー 「livio 1000」 |
157,600円 | 297,600円 |
シグニア 「Insio1AX」 |
204,000円 | 364,000円 |
リサウンド 「オムニア4」 |
223,000円 | 413,000円 |
パナソニック 「WH-G43」 |
247,500円 | 437,800円 |
リオン 「HI-C7DD」 |
270,000円 | 445,000円 |
メーカー&器種名 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|
スターキー 「livio 1000」 |
157,600円 | 297,600円 |
シグニア 「Insio1AX」 |
204,000円 | 364,000円 |
リサウンド 「オムニア4」 |
223,000円 | 413,000円 |
パナソニック 「WH-G43」 |
247,500円 | 437,800円 |
リオン 「HI-C7DD」 |
270,000円 | 445,000円 |
オーダーメイド品も最長60日間、試聴・体験できます。
オーダーメイド充電耳あな式の補聴器で、片耳価格が20万円を切るのは「Livio 1000」だけです。
「安くても高機能なものが使いたい」「毎日のことなら、取り扱いがめんどくさくない方がいい」という方に充電耳あな式はもっともお勧めです。
当店では、オーダーメイド品でも最長60日間の試聴・体験サービスを提供しております。
Livio 1000が気になったら、実際に試聴してみてはいかがでしょうか。

補聴器メーカー「スターキー」の特徴、オーダーメイドの耳あな型補聴器が得意
オーダーメイドの耳あな型補聴器が得意なメーカー「スターキー」
スターキーはアメリカの補聴器メーカーです。1967年に設立され、当初は補聴器の修理専門会社としてはじまりました。ロナルド・レーガン元大統領が、在任中にスターキー社の補聴器を使っていることを公表したことで、一躍有名になりました。
スターキー補聴器の特徴は、オーダーメイドの耳あな型製品にあります。世界で最初に外から見えない極小の耳あな型補聴器、充電式の耳あな型補聴器を開発したのもスターキーです。スターキーはオーダーメイドの耳あな型補聴器を得意としており、現在でもTOP6メーカーの中でオーダーメイドの補聴器を最も小さく作ることができます。*
※2024年4月1日当社調べ
スターキー補聴器の特徴
スターキー製品の特徴は、オーダーメイド耳あな型の製品にあります。
外から見えない!極小のオーダーメイド耳あな型補聴器
スターキーは、極小のオーダーメイド補聴器であるIIC補聴器(Invisible-In-the-Canal=耳の奥に入れる全く目立たない”見えない補聴器”)を、2010年に世界で最初に発明しました。現在でも、耳あな型補聴器を、小さく作ることを得意としています。
スターキーの技術で、オーダーメイドの耳あな型補聴器を作ると、外からまったく見えず、文字通り本当にInvisible!(目に見えない!)なのです。
一円玉より小さな筐体の中に、マイク・アンプ・電池・スピーカーがすべて入っています。

外からは見えませんが、1円玉より小さな補聴器が入っています。

赤い補聴器がスターキーのIICサイズ、青い補聴器は他社製品。IICサイズの補聴器は耳の奥まで入り、しっかり隠れます。
極小の耳あな型補聴器は、屋外で活動する方におすすめ!
ゴルフなどの屋外スポーツでは、風が強い日に”風の音”がうるさくなります。通常の補聴器の場合、マイクが耳の外に露出しているため、風の音も拾ってしまうのです。
しかし極小サイズの耳あな型の補聴器なら、補聴器の”マイク”が耳の穴の中にしっかり隠れます。風の音が非常に小さくなります。
ゴルフやスポーツに限らず、毎日のお散歩など屋外でアクティブに活動される方には、極小の耳あな型補聴器がおすすめです。

ドライバーのインパクトの音が気持ちよく響きます。
極小の耳あな型補聴器を注文するときのコツ
極小サイズの補聴器は、オーダーメイド品です。耳の穴の型を採取して制作しますが、耳型を採取するのに腕の良し悪しがあります。スターキーのIIC補聴器をご希望の方は、プロショップ大塚にご相談下さい。ベテランの専門家が、きれいな耳型を採取させていただきます。
充電式のオーダーメイド耳あな型補聴器を世界で最初に開発
取り扱いが簡単で、補聴器を使う”めんどくささが最も少ない”のが、充電式のオーダーメイド耳あな型補聴器です。これを2020年に世界で最初に開発したのがスターキーです。
開発当時の記事はこちら(2020年当時のものです)
世界初、充電式耳あな型補聴器が発売!スターキー「Livio AI」
2024年4月現在、スターキーの他にもSigniaとResound、リオネットという会社から充電式の耳あな型補聴器が発売されています。しかし逆に言えば、まだ4社しかありません。
このうち当社ではSigniaとResoundも取り扱っていますが、制作した補聴器のサイズを見るとスターキーの充電式耳あな型が最も小さい傾向にあります。
日本人は世界的に見ると、耳の穴が小さな民族なので、小さく作れるという事は、耳に合わせて着け心地の良い補聴器を作れるという事でもあります。
充電式の補聴器は電池の交換がありません。充電器に乗せるだけで充電が始まるので、取り扱いが非常に簡単です。細かい作業に不安がある方、めんどくさい方には充電式の耳あな型がおすすめです。耳掛け型の補聴器より簡単です。
スターキーのAI雑音抑制
近年、補聴器はAI(人工知能)を搭載し始めました。このAIは耳のいい人の脳の仕組みを模倣して雑音と人の話声を区別して雑音を自動で抑制し、言葉の聞き取りを助けてくれます。補聴器の雑音抑制は、AIによって画期的に強力になりました。
スターキーでは2024年に発売された「Genesis AI」シリーズから、本格的なAIによる雑音抑制が搭載されました。
AIによる雑音抑制は、まだ登場したばかりで補聴器メーカー各社が切磋琢磨している領域ですが、ほかメーカーと比べたときのスターキーのAI雑音抑制の特徴は次の通りです。
- オーダーメイドの小型耳あな型でもAI雑音抑制が有効に機能。
- AI専用に開発されたハードウェア上で専用AIが動作。
(通常はファームウェアやアプリなどのソフトウェア上でAIが動作) - AIの学習機能を働かせるエッジモード+を搭載
- 入力レンジ120dBのリアルタイム処理に対応、フロアノイズを減らしながら自然な音質を実現。
「Genesis AI」については、新製品発表会に弊社代表の大塚が出席して”50人規模のにぎやかなパーティーの中で試聴した”レポート記事がありますので、こちらをご一読ください。
AIによる環境適応『エッジモード+』
スターキーのAI雑音抑制は、どんな場所でも全自動で動作しています。しかし賑やかで騒々しい環境にいるときは、その場所に特化させたモードに切り替えれば、さらによく聞こえます。
それがAIの学習機能を働かせるエッジモード+です。簡単な操作で、AIが瞬時に周りの音環境を把握。その時の環境に特化した雑音抑制と音質になります。
転倒を検知して自動連絡
補聴器を使う方の多くは60歳以上です。耳だけではなく、心臓や脳などに不安を感じている方もいますし、足腰が弱くなっていれば転んでしまう心配もあります。
そういった方をサポートするため、スターキーの補聴器には「転倒検知&通知機能」が搭載されています。安全管理や健康管理のサポート機能が充実しているのもスターキーの特徴です。

補聴器ユーザーの転倒を検知すると、家族にメッセージが届きます
転倒通知機能とは
補聴器を使用中に転倒すると、補聴器内部のセンサーがそれを検知。事前に登録されたご家族のスマホへ、補聴器ユーザーが転倒したことを通知してくれます。
※補聴器ユーザーがスマホを持っておく必要があります。 ※補聴器ユーザーのスマホと補聴器を事前に連携しておく必要があります。
スターキーの補聴器は紛失補償サービス付き
リーズナブルな商品まで紛失補償が充実しているのもスターキーの特徴です。
近年メーカー各社が「紛失保証サービス」を取り入れていますが、ほとんどの場合、40万円以上の高級な補聴器にしか紛失保証がありません。
スターキーの耳あな型補聴器は、最もお安い商品を含めて全商品に紛失補償サービスが付帯しています。
購入から120日以内の紛失は、無料で同じ器種が提供されます。121日以降も365日までは29,000円で紛失補償が受けられます。
さらに「紛失保証はもっと長い方がいい」という方には延長保証サービスがあります。
紛失補償が1年間延長になり、自然故障の無料修理期間、補聴器の作り直しの無料再作期間などもすべて1年延長です。
延長保証は購入時に限り一台20,000円で加入できます。紛失が心配な方には、特におすすめです。
スターキーのおすすめ器種2選
「Genesis AI 16 ITC R」

メーカー希望小売価格 657,600円(充電器込み)
スターキーの補聴器でおすすめは、オーダーメイドの耳あな型補聴器です。
最新の「Genesis AI」シリーズには3つの価格帯が用意されていますが、その中で比較的お求めやすい のが「Genesis AI 16 ITC R」です。
AI雑音抑制など、最先端の機能が搭載されており、取り扱いが簡単です。
「Genesis AI 16 CIC312」
目立たない補聴器をご希望の方には「Genesis AI 16 CIC312」がおすすめです。
AI雑音抑制が機能する耳あな型の補聴器の中では最小サイズになります。外からはほとんど見えません。
こちらは、まだ充電式が登場していないため、電池交換式になります。
目立たなさと雑音の少なさの両立をご希望の方におすすめです。
スターキーの苦手な部分・特徴・デメリット
ここまでに紹介したスターキー補聴器の良いところは、主に耳あな型の“オーダーメイド補聴器”に限った話です。耳掛け型補聴器を含めるのであれば、他メーカーでも同等品や優れている製品もあります。
また補聴器は試聴してから購入することが一般的ですが、通常の試聴サービスは耳掛け型の補聴器を利用することになります。ここまでご紹介したオーダーメイド補聴器の試聴は一般に広まっていないので、スターキーのオーダーメイド補聴器を試せる機会やお店は多くありません。
世界的に見ればスターキーは世界トップクラスの補聴器メーカーなのですが、日本では他メーカーと比べてまだ広まっていないため、メガネチェーン店はもちろん、補聴器専門店でも取り扱っていないことがあります。
オーダーメイド補聴器、実は試聴できます
オーダーメイドの耳あな型補聴器は、その名前のとおりオーダーメイドですから、通常は一度作成し、購入する必要があります。
スポーツ用に極小の補聴器を試してみたくても、取り扱いの心配から充電式の耳あな型を使ってみたくても、いきなり注文するのはハードルが高いものです。
当店では、購入する前にオーダーメイド補聴器の聞こえを確かめたいという声にお応えするため、オーダーメイド補聴器の60日間お試しレンタルサービスを行っています。
スターキーの補聴器もぜひ試聴してみて下さい。

補聴器メーカー「リサウンド」の特徴と合う人・合わない人
リサウンドは世界シェア4位の補聴器メーカー、いくつかの特殊な難聴によく合います。
リサウンドは世界シェア4位の歴史ある補聴器メーカーです。1977年に補聴器メーカーのダナヴォックス、2000年に同じく補聴器メーカーであるベルトーンの買収などを経て、現在の社名は「GNヒアリング社」です。製品共通のブランド名が「リサウンド」になります。
なお日本国内では「リサウンド」と、機能・性能がそっくりな「ベルトーン」という補聴器ブランドも流通しています。これは外観こそ違いますが、リサウンドのお値打ち版です。リサウンドブランドで最新モデルを発売し、そのあと半年から1年後に、ほぼ同じモデルをお値打ちな価格にして販売しているようです。
難聴の種類によって、リサウンドの補聴器が特によく合う人がいます。第一に中耳炎経験のある方、最重度難聴の方によく合います。
音質以外の面では、おしゃれなデザインの充電式のオーダーメイド耳あな型があります。
スマホ連携機能も充実しており、目立たない小型耳あな型の補聴器でスマホからの動画音声を聞きたい方にもリサウンドがおすすめです。
2024年3月時点の最新モデルはネクシアシリーズになります。
最新のBluetooth規格に対応しており、ネクシア補聴器はテレビやスマホ、iPadなどと遅延なく、良好な音質で接続できるようになりました。
お値打ちモデルとしては、2021年2月に登場したキーシリーズが人気です。片耳85,000円から販売されています。
リサウンドの補聴器が合う人、合わない人
①中耳炎経験者にはリサウンドの補聴器の音質がよく合います。
「自然な聞き心地」とうたわれているリサウンドの音質は、中耳炎経験者(伝音性難聴と言います)の方におすすめです。
近年、他のメーカーから発売されているほとんどの補聴器は、老化によって難聴になった高齢者が便利に使えるように開発されています。言葉以外の雑音を自動で抑える機能が最たる例です。これら高齢者向けの機能は、音質を過度に加工する場合があり、伝音性難聴の人が使うと言葉の聞き取りに悪影響が出てしまうケースがあります。
一般的に補聴器メーカーが新製品を開発する時、高齢者と中耳炎経験者のどちらかを優先させます。ほとんどのメーカーは人数の多い高齢者を優先しますが、リサウンドは中耳炎経験者にデメリットが少ない自然な音質を優先しているようです。
リサウンドの補聴器は、言葉以外の雑音を自動で抑える機能よりも、純粋な音質の良さが特徴です。リサウンドの補聴器は、中耳炎の経験者や治療後も難聴が残った方(伝音性難聴)によく適合します。
②充電式の耳あな型補聴器をご希望の重度難聴者にはリサウンドがおすすめです。
重度難聴者が使う補聴器には、十分なパワー(音圧)が必要になります。重度難聴用といううたい文句の補聴器は、様々なメーカーから発売されていますが、耳あな型になると選択肢が狭くなります。さらに充電式となると、耳あな型のハイパワータイプは器種が限られます。
リサウンドの「リサウンド・オムニアの耳あな型」は、耳あな型補聴器の中で世界トップクラスに強力です。

ITEサイズの耳あな型補聴器と装用した様子
なお先天性の重度難聴者でも、これほどのパワーは必要とは限りません。中耳炎の後遺症による難聴と加齢による難聴の両方が混ざった混合性難聴の場合、強力なパワーが必要になる場合があります。
実際に、重度難聴用に耳あな型補聴器をオーダーメイドでお作りする場合、補聴器を着けている最中のピーピー音(ハウリング)に注意が必要です。耳あな型は構造的に、耳掛け型の補聴器よりピーピー音(ハウリング)が発生しやすくなります。
ピーピー音を抑えるには、耳の穴の形の型を取る「耳型採型」がとても大切になってきます。ここはメーカーではなく、補聴器店の技術の差が出る部分になりますので、補聴器専門店にご相談ください。
③小さい耳あな型補聴器(CICサイズ)をスマホ連携させたいガジェット好きにおすすめ。
近年、iPhoneと接続できる補聴器が増えています。ストリーミングと言って、スマホの音楽・動画、電話の音声を補聴器で聞いて楽しめる機能です。
リサウンドの「キー」シリーズでは、超小型補聴器(CIC)で、iPhoneや一部のAndroidスマホからのストリーミングができます。リサウンドでは、CICサイズでストリーミングできる補聴器が他メーカーより先駆けて発売されました。
スマホアプリで、音量・音質を切り替えられるリモコン機能。
リサウンドが無料で提供している「リサウンド・スマート3D」アプリでは、補聴器の電池残量の確認をしたり、音量・音質を自分好みに調整できます。レストランや屋外など、場面ごとに補聴器の機能を切り替えて使うことも可能です。

状況に合わせて、音質を変更できます。

電池残量が確認できます。
④テレビやタブレットを多人数で楽しめる「LEAudio」に対応
難聴の人がテレビを見ると、ついつい大きな音を出してしまうものです。周りの家族に迷惑をかけないようにしようとしてイヤホンを使うと、今度はスピーカーからの音が止まってしまうので、周りの人に音声が聞こえなくなってしまいます。
このほか介護施設の共有部のテレビでは、テレビの音を止めてしまっている場合があります。難聴の高齢者が多い環境で、彼らによく聞こえる大音量にすると、他の方の耳に悪影響が起こりえるためです。結局、介護施設の共用部では高齢の皆さんが音の聞こえないテレビを眺めている状態になっていることがあります。
2024年2月に発売されたリサウンドの最新モデル、ネクシアシリーズは新しいBluetooth規格のLE Audioに対応しました。旧来のBluetooth通信は1vs1でしたがLE Audioによって1vs 多の通信ができるようになりました。
一つのテレビを夫婦やご家族で一緒に観るとき、全員がそれぞれ好みの音量・音質を選べるようになりました。

一つのテレビの音声を視聴者一人ひとりが、自分の好みの音量で聴くことができる。

一つのタブレットの音声を兄弟だけが、それぞれ自分の好みの音量で聴くことができ、電車の移動中でも周りには迷惑をかけません。
⑤加齢性の中等度難聴には合わないこともある。
加齢性の難聴の場合、ドアが閉まる音や、水の流れる音、新聞紙をめくる音などの雑音が気になりやすい人がいます。
リサウンドの補聴器は、上述の通り音質の自然さを実現するため、音質劣化する可能性がある極端な補助機能(強い雑音抑制)は少なめになっています。そのため、雑音が気になりやすい一部の加齢性難聴の方には合わない場合があります。
中耳炎手術をした人でも耳あな型補聴器が作れる、3Dデジタルイヤスキャナー「オトスキャン」
今まで、中耳炎の方は治療が完了していても、耳あな型補聴器を注文しようとすると断られることがありました。理由は安全上の問題で、中耳炎経験のある方は、耳あな型補聴器を作成するために必要な「耳型採取」が失敗する可能性が高かったためです。
リサウンドは検査機器メーカーのOtometrics社と協力して、日本で最初に耳の穴の形状を3Dスキャナで撮影し、それを元にオーダーメイド耳あな型補聴器を作れる体制を整えました。
この方法によって、既存の耳型採取より、とても安全に耳あな型補聴器を作れるようになりました。中耳炎経験のある方、何かしら耳の手術を受けたことがある方が補聴器を作る場合、リサウンドの補聴器がおすすめです。
補聴器の専門家がおすすめするリサウンドの補聴器
リサウンド・オムニア5 充電式耳あな型ITCサイズ 片耳303,000円
デザインにこだわった最先端イヤホン風の補聴器です。外から見える部分はイヤホンのようになっていますから、外から見たら補聴器を着けているとは思われません。耳の中におさまる部分は耳の型を取って制作するオーダーメイドですから着け心地も快適です。
機能も革新的で、バッテリーが長時間持つ充電式になっています。
おすすめの本当の理由は取り扱いの簡単さ
革新的なデザインは素晴らしいのですが、おすすめの本当に理由は別にあります。取り扱いの簡単さです。
旧来の電池式の補聴器では、小さな補聴器専用のボタン電池を一週間に一度、自分で交換する必要がありました。オムニアの充電式耳あな型は、充電ケース内の専用パーツに乗せるだけです。
この充電ケースに入れる際にも、リサウンドのこだわりがあります。実は充電ケース内の専用パーツ部分、ここもオーダーメイドでポンっと置けば、自然とハマる凹凸になっています。
補聴器の左右を間違えたり、置き方を間違えて充電が出来ていないということが起こらないデザインになっているのです。
先に述べたような重度難聴や伝音性難聴でなくても、細かい取り扱いに自信がない方、毎日使う補聴器には取り扱いのスムーズさを求めたい方には、リサウンドの充電式耳あな型が特におすすめです。
リサウンドの補聴器が気になる人は、購入前の試聴をおすすめします。
補聴器メーカー「リサウンド」の歴史から、最新器種までご紹介してきました。ここまで書いたことは、すべて私たちが確認した事実ですが、聞こえは一人ひとりの聴力や好みの影響が大きいものです。リサウンドの補聴器をご検討の方はご購入の前に、ぜひ私たちのお店で無料試聴サービスをご利用下さい。
補聴器専門店プロショップ大塚では、補聴器をご自分で試して、体験して、よく聞こえることを確かめてからのご購入をおすすめしています。リサウンドの補聴器に興味のある方は、当店までお気軽にご来店下さい。

小さく目立たない補聴器、専門家のおすすめ器種
補聴器の形について、基本的なこと
補聴器の形はおよそ2種類に分かれます。
・耳の上にかけて使う「耳かけ型補聴器」
・耳の穴の中に入れて使う「耳あな型補聴器」
この記事では、両方のタイプから特に小さく、外から目立たない補聴器をご紹介します。
補聴器の形状ごとの特徴については下記をご覧ください。
補聴器の種類、耳あな型・耳掛け型・ポケット型の特徴
見た目が目立たない補聴器、オススメ器種
≪オーダーメイド補聴器の世界シェア1位!≫
スターキー 「Genesis(ジェネシス)AI IIC」
Genesis(ジェネシス)AI IICは「とにかく小さくて目立たないものがいい」という方におすすめです。
世界で、もっとも目立ちにくい補聴器は、スターキー社のIIC補聴器です。
スターキー社は、オーダーメイドの補聴器では世界シェア1位の補聴器メーカーです。サイズの小ささでも、世界最小の補聴器を作ることができます。
耳あな型補聴器はオーダーメイドで作られるため、職人によって形が変わってきます。
当社では、定期的に補聴器メーカー主要6社に対して形状クオリティ比較を実施していますが、小ささの部門ではスターキー社のIIC補聴器が常連の1位です。
目立たない補聴器をご希望の方は、スターキー社のIIC補聴器がおすすめです。
- ※IICとは、「Invisible-In-the-Canal」の略称で、「存在しないかのように、全く見えない」という意味です。IICは、完全に耳の穴の中に入って隠れる最も小さな耳あな型の補聴器のタイプのことです。
実際にスターキーのIIC補聴器を使ったお客様に聞くと ” これまで友人や同僚に気づかれたことはない ” と皆さんおっしゃいます。身近な方でもわからないほど、本当に目立たず、気づかれない補聴器です。
また小さいからと言って、標準サイズの補聴器に聞こえ方や音質で劣ることはありません。マイクが鼓膜に近づくことで、音質が自然に感じられることがあります。目立ちにくいことだけでなく、音質や聞こえの点でもメリットがあります。
最新のGenesis AIシリーズでは内蔵コンピュータにDNN/AIによって学習した高性能な雑音抑制機能も搭載され、騒音のある環境での言葉の聞き取りにもおすすめです。
≪充電式オーダーメイド補聴器で最小!≫
スターキー 「Signature(シグネチャー) CIC R」
Signature CIC Rは世界初の充電式オーダーメイド補聴器です。
「目立たないものがいいけど、取り扱いは簡単で」という方におすすめです。
スターキー社は充電式のオーダーメイド補聴器を世界で初めて開発した会社です。
「目立たなさ」と「取り扱いの簡単さ」の二つを両立し、しかも高度の難聴にもご利用いただけるパワー(最大音量)、そして先にご紹介したGenesis AIと同等のAIによる高度な雑音抑制。これら4つの要素をあわせもった器種はSignature CIC Rしかありません。
発売開始が2024年11月なのですが(これを書いている2024年12月現在)ご予算が許すなら「目立たなさ」と「取り扱いの簡単さ」の両立を目指すとこれが最もおすすめです。
≪すぐに体験できる充電式の極小耳あな型≫
シグニア「Silk IX」

片耳価格 309,000~634,000円(充電器代含む)
Silk IXは世界初!極小サイズの充電式耳あな型補聴器です。
「サッと簡単に、今までのように聞こえるなら試してもいい」というライトなユーザー、補聴器初心者の方におすすめです。
Silk IXは既製品の耳あな型補聴器でありながら、極小サイズの補聴器です。外から見えない極小サイズとしては、世界で初めて登場した充電式になります。これまでの極小サイズの補聴器は電池サイズも小さく、手先が不器用な人にとっては電池の交換が負担でしたが、充電式になり取り扱いが大幅に簡単になりました。
またSilk IXは、通常の耳あな型補聴器と異なり既製品になります。
耳あな型補聴器の多くはお耳の型を取って作るオーダーメイドなので、試聴・体験するには制作のお時間が必要です。
Silk IXは補聴器本体が既製品なので、聴力が合っていれば、ご来店いただいたその日にすぐお試し・ご体験いただけます。
既製品にはなりますが、一般の通販用補聴器とは性能や聞こえ方はまったく異なります。補聴器先端に付ける耳せんにはサイズや種類が豊富に用意してあり、お客様お一人お一人のお耳の形に合わせて、専門家が耳せんをお選びします。音質については、専門家が聴力をお調べした上で、お一人お一人の聴力に合わせて音を調整しますので、ご自分の耳に合った聞こえになります。
「お手軽に耳あな型補聴器を試してみたい」「見えるのは嫌だけど、充電タイプの補聴器が使いたい」という方は、1度お試ししてみるのをおすすめします。
≪ 業界唯一のチタン製 IIC補聴器 ≫
フォナック 「バートP-チタンIIC」
バートP-チタンは、「耳がかゆくなりやすい」「汗っかきだから付け心地がいいものを選びたい」という方におすすめです。
先に紹介したスターキー社のIIC補聴器と同じく、一人ひとりの耳に合わせたオーダーメイドの耳あな型補聴器です。IICサイズでとても目立ちにくくお作りできます。
厳密にはスターキー社のIICより微か大きくなりますが、耳に触れる部分のほとんどがチタン素材で作られています。
チタンは骨折した人が体内に入れる人工骨などにも使われる極めて安全な素材です。
その特徴は、極めて軽く、しかも頑丈で、皮膚のアレルギーなどがあってもほとんど問題が起こりません。
また金属素材であるため、熱が耳の穴にこもりにくくなり、夏の着け心地も改善されています。
装着時の見た目は、スターキー社のIIC同様に、とても小さいので近くで見てもほとんどわかりません。
見た目には、耳から外したときに鈍く光る、チタン素材によるシルバーカラーが特徴です。
チタン製のオーダーメイド補聴器は、最先端のおしゃれなイヤホンなどとは比べ物にならないほど、スマートなデザインです。
チタンIIC補聴器をお求めになったお客様には「これはかっこいいから、耳から外して友人に見せているんだ」という方もいらっしゃいました。
≪ 世界最小のRIC補聴器 ≫
ワイデックス「MOMENT RIC 10」
ここまで主に補聴器専門店で取り扱っている補聴器をご紹介してきました。
一般のメガネ店などでは、すべてが取り扱われているわけではありませんし、多くのIICサイズの補聴器はオーダーメイドなので、注文しないと試すことが出来ません。
これに対して、気軽に試せて、しかも目立たないのがRIC補聴器です。
RIC補聴器は、オーダーメイドのIIC補聴器と異なり、多くの補聴器取り扱い店でレンタルによる試聴サービスがあります。多くのお店では無料で2週間から3か月ほど体験できます。
「目立たず多機能のものがいい」「スマートフォンとつないで、便利に使いたい」という方はRIC補聴器がおすすめです。
RIC補聴器は、メーカー各社から似た形の補聴器がそれぞれ発売されていますが、主要6メーカーの中で、もっとも小さいRIC補聴器がワイデックスのMOMENT RIC 10です。
小さく、目立たないRIC補聴器をお求めの方におすすめです。
まとめ:目立たない補聴器の選び方
いろいろな目立たない補聴器をおすすめしてきましたが、補聴器が初めての方はどれを選べばいいか、迷ってしまうこともあるかと思います。
補聴器は一人ひとりの耳の形、聴力、困りごと、ご要望に合わせてお仕立てするオーダーメイドが基本です。
もし迷われたら、ぜひ私たちのお店へ、実物を見に来て下さい。
補聴器の専門家がご案内いたします。ご質問・ご相談だけの方も、いつでも歓迎しております。

補聴器メーカー「フォナック」の特徴
フォナックは世界シェア1位の補聴器メーカー
フォナックは、1947年に創業したスイスの補聴器メーカーです。
1990年代から吸収・合併を繰り返し、世界最大の規模になりました。フォナックのグループ会社には、ユニトロンというメーカーもありますが、製品の中身は同じものです。また日本では補聴器販売チェーンの理研産業が、スイス本社から独自に仕入れ、独自の商品名を付けることもありますが、やはり中身は同じものです。
世界で一番シェアが大きいだけあって、補聴器の機能・性能は間違いなく、どんな難聴にも対応できるよう器種のラインナップが豊富です。
2019年6月に発売開始したマーベルシリーズからは、スマホやPCと接続するBluetooth機能に優れています。ZOOMなどによるビデオ会議では、イヤホンマイクとして活躍してくれます。
最新モデルは2022年11月に登場した「ルミティ」シリーズです。よりスタイリッシュになった耳かけ型補聴器や、防水性能が強化されたもの、小児や重度難聴に特化したモデルなど、ライナップが充実しています。
フォナックの補聴器の特徴:言葉を聞くための基本性能が優秀
世界シェア1位のメーカーですから、様々な分野でまんべんなく優れています。フォナックの補聴器は「欠点が少ないこと」が特徴です。
・離れた場所や多人数の会議での聴こえは、ワイデックスと並んで優れています。
・雑音のある場所で言葉を聞き取るための指向性マイク機能が、シグニアと並んで高性能です。
・最小サイズの耳あな型補聴器(IICサイズ)が作れます。
・補聴器を使った時のピーピーという不快なハウリング音は、補聴器メーカーの中でもトップクラスに静かです。
フォナック補聴器の特徴
チタン製の極小サイズ補聴器
チタンという素材は強度が高いため、従来の耳穴型補聴器より外殻(シェル)を薄く、つまり小さく作ることができます。
またチタンは人体にとても安全な素材で、人工関節などにも使われています。
耳の中が痒くなりやすい方、皮膚のアレルギーが出やすい方におすすめです。
フォナックの補聴器は、オンライン会議のイヤホンマイクになる!
最近の補聴器には、スマホやパソコンと接続するためのBluetooth機能が搭載されています。
他社にもBluetooth対応の補聴器はありますが、YoutubeやNetflixの視聴には問題がないものの、電話やビデオ会議では動作が不安定になることがありました。
つまりBluetooth対応をうたっている補聴器の多くは「イヤホン」としての性能を持っているものの「イヤホン”マイク”」としては性能が不十分だったのです。
2019年発売のマーベルシリーズ以降のフォナックの補聴器は、イヤホンマイクとして非常に安定して動作します。通話相手の声が近くにいるかのようにハッキリと聞こえ、自分の声も相手にしっかりと届けることができます。
スマホでの電話、もしくはパソコンを使ったビデオ会議の用途をお考えの方には、フォナックの補聴器がおすすめです。
高度・重度難聴向けの独自機能「サウンドリカバーⅡ」
難聴の人は高い音が聞こえにくいことがよくあります。
これを改善するために、補聴器のマイクに高い周波数の音が入ってきた時、もっと聞き取れる低い周波数の音に変換する機能があります。
これを周波数圧縮といい、フォナックの製品では「サウンドリカバーⅡ」という名前です。
他社の補聴器にも似た機能はありますが、フォナックのサウンドリカバーⅡは言葉の母音(あ・い・う・え・お)が聞こえている時には動作せず、子音がマイクに入ってきた時だけ動作するというのが特徴です。
母音の音はそのまま自然に聞こえつつ、子音の聞き取りを補助してくれます。
サウンドリカバーⅡは、マイクが拾った音を分析して必要な部分にだけ働くため、高周波数の音の聞き取りと、言葉の不自然さの少なさを両立しています。

※重い難聴になると「不自然な音質になっても言葉が分かることを優先して、強力な周波数圧縮するケース」もありえます。
小児向けの小型補聴器「フォナック スカイL」
フォナックはお子様向けの補聴器にも力を入れています。
通常の補聴器は、大人向けの形状で作られていますが、スカイ Lは、小さな耳にフィットする形状で作られて、子供の小さな耳への負担を軽くできます。
お子様が積極的に着けてくれるように、カラーバリエーションも豊富で、42パターンのカラーから好きな組み合わせを選ぶ事が出来ます。
外で活発に遊ぶお子さま向けの防水・防塵性能(IP68)がついてるため、安心して使うことができます。
- スカイを含むフォナックの一部商品には、子どもの聞こえを応援する「子ども割引制度」があります。値引き額は対象商品のグレードによりますが、およそ20%前後の割引です。
人数の会議などを助けるオプション装備「ロジャー」があるのはフォナックだけ
当たり前ですが、耳のいい人でも聞き取りにくい環境では、難聴者が補聴器を使っても完全には聞こえません。例えば、多人数が参加する会議や、大学の大教室などの環境です。
フォナックのデジタル無線システムの「ロジャー」は、遠くにいる話し手の声を電波で補聴器に届けてくれるオプション装備です。会議や会合の司会進行役や学校の先生などにロジャーのマイクをつけてもらうと、補聴器のみで聞くときと比べて、目の前にいるかのように音や話声がクリアに聞こえます。
特に評価の高い「ロジャーオン」は、騒がしい場所や離れた場所にいる人の声の聞き取りが最大61%改善します!
室内でしたら最大25mくらいまで使用可能です。
またお仕事の会議など、5~6人の打合せで聞こえに困る場合は、テーブルの中央に置いておくだけで、全員の声を拾ってくれます。
最新機種の「ロジャー オン V2」は会議のときだけでなく、付属のドッキングステーションを使用しテレビやオーディオ機器と接続することで、ロジャー対応の補聴器に直接音声を送信することができます。
会議で特に困っている方の場合、補聴器は安価なものを購入して、フォナックのオプション装備を組み合わせることも有効です。
ロジャーに関して詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
フォナックの補聴器が苦手としていること
・重度難聴用の補聴器のパワーは、他社と比べて少しパワーが弱い。(2020年6月現在の製品において、当社調べ)
ほとんどの聴覚障害者手帳の2級を持っている難聴者の方には、必要十分なパワーがあります。しかし重度難聴用補聴器のパワーは、リサウンドなどと比べて、少し弱いようです。混合性難聴の方の内、最も重度難聴の場合、2020年6月時点ではリサウンドの補聴器がおすすめです。
(2023年10月追記、重度難聴用の新製品「ナイーダL UP」が登場しました)
ポケット型補聴器、骨伝導補聴器は作っていない。
フォナックに限らず、近年ポケット型補聴器を製造する補聴器メーカーが減ってきています。ご家族から難聴者ご本人様へのプレゼントにポケット型補聴器は人気です。またポケット型補聴器は取り扱いが簡単なので、手先が上手く動かない方におすすめですが、フォナックでは作っていません。
骨伝導補聴器の取り扱いもありません。
充電式の耳あな型補聴器は作っていない。
2023年11月現在、フォナックは充電式の耳あな型補聴器を作っていません。フォナックの耳あな型はすべて電池交換式となるため、従来どおりボタン型の電池を5日~10日に一回程度ご自身で交換していただく必要があります。
小さな電池の交換が難しい方、取り扱いの簡単さを優先する方の場合は、他社の充電式耳あな型補聴器が向いているかも知れません。
・新時代の補聴器、スターキー製「Evolv AI (エボルブ エーアイ)」登場
・史上最高に取り扱いが簡単!?充電式の耳あな型補聴器「リサウンド・ワン耳あな型」が新発売!
専門家の間でのフォナックの評判
フォナックの補聴器を調整・販売している補聴器技能者にフォナックの補聴器の評判を聞いてみました。
・特殊な難聴でなければ、フォナックの補聴器のどれかに最適な器種が見つけられると思います。
・特殊な機能を開発することは少なく、他所より先んじて何かをすることは少ない。その分、堅実な商品が多いので、安心してお客様に提案できる。
・距離が離れた人との会話を期待するお客様には、どの価格帯でも距離の離れた小さい声を拾いやすい傾向がある。
・ロジャーが使えるので、学生のお客様には、とにかくまずフォナックの補聴器とロジャーをご紹介しています。
補聴器技能者から聞いた評判は上記のようなものでした。
多くの方に選ばれるだけあってフォナックの補聴器は、適切な機種を選べば、ほとんどの難聴に対応できるため、その確実さ・堅実さが補聴器技能者に好まれています。
補聴器技能者にとって、すべてのメーカーのすべての器種の調整を極めるというのは並大抵の努力では出来ません。
そのため、フォナックの補聴器を好み、得意としている補聴器技能者の中には、一部の特別な難聴や特別なご要望のお客様をのぞけば「試聴していただくときには、まずフォナックの補聴器の中から聴力に合った器種を選んで提案する」という人も少なくないようです。
価格は最安値92,400円から揃っており、ご予算に応じて、お値打ちな補聴器を提案することも出来ます。もちろん最高の機能を持った最高級の補聴器も用意されています。
フォナック補聴器のおすすめ器種
フォナック補聴器の最新シリーズは「ルミティ」です。
目の前の人の声を強調する機能「ステレオズーム2.0」や、横方向や後方からの声を識別する「スピーチセンサー」と言った機能が新たに搭載されました。
雑音抑制機能では、騒がしい場所でも正面の人の声が聞き取れるように「ダイナミックノイズキャンセル」が強化され、今までは上位クラスのみだった「風切り音抑制機能」が全てのクラスに搭載されるなど、騒がしいところでも聞き取りやすくなるような機能が多く追加されています。
ルミティの紹介記事を書きました。詳しくはこちらをご覧ください。
フォナック補聴器からオーデオ ルミティ(Lumity)新発売!
なお補聴器のデザイン・形状は様々ですが、聞こえ方は同じシリーズ、同じグレードであれば、基本的に変わりません。
フォナックの補聴器のうち、特徴的な器種をご紹介します。
快適な付け心地の「フォナックスリム ルミティ」
フォナックスリム ルミティは従来の耳かけ型補聴器「オーデオ」とは全く違う形状になっています。レシーバーを接続する部分が少し曲がっていることで、フィット感が増しました。
補聴器職人歴20年を超える弊社の会長に実際に使ってもらったところ、
「音についても、着け心地についても、今だったらフォナックのスリムだな。家に持って帰って使ってみたけど、他の補聴器を試したときと比べたら、全然疲れなかった。見た目には分からないと思うけど違うよ」
とのことでした。
メーカー希望小売価格
クラス | L90 | L70 | L50 | L30 |
---|---|---|---|---|
片耳価格 | 683,400円 | 503,400円 | 373,400円 | 268,000円 |
両耳価格 | 1,350,300円 | 990,300円 | 730,300円 | 521,400円 |
メーカー希望小売価格
クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|
L90 | 683,400円 | 1,350,300円 |
L70 | 503,400円 | 990,300円 |
L50 | 373,400円 | 730,300円 |
L30 | 268,000円 | 521,400円 |
温泉・プールで補聴器を使いたい方には防水補聴器「オーデオルミティ ライフ」
ルミティ ライフは塩水やプール水、人工の汗を使用した防水・防汗のテストを実施しており、フォナックの他の器種よりも水分や汗に強い器種です。
メーカーが公式アナウンスとして「温泉でも使用可能」とPRしている珍しいモデルです。
メーカー希望小売価格
クラス | L90 | L70 | L50 | L30 |
---|---|---|---|---|
片耳価格 | 682,300円 | 502,300円 | 372,300円 | 267,300円 |
両耳価格 | 1,350,300円 | 990,300円 | 730,300円 | 520,300円 |
メーカー希望小売価格
クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|
L90 | 682,300円 | 1,350,300円 |
L70 | 502,300円 | 990,300円 |
L50 | 372,300円 | 730,300円 |
L30 | 267,300円 | 520,300円 |
重度難聴の方には「ナイーダL UP」
重度難聴用の補聴器は「ナイーダL UP」が最新モデルです。電池はサイズの大きな675タイプになっており、バッテリーが長持ちします。
メーカー希望小売価格
クラス | L90 | L70 | L50 | L30 |
---|---|---|---|---|
片耳価格 | 624,000円 | 444,000円 | 314,000円 | 209,000円 |
両耳価格 | 1,248,000円 | 888,000円 | 628,000円 | 418,000円 |
メーカー希望小売価格
クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|
L90 | 624,000円 | 1,248,000円 |
L70 | 444,000円 | 888,000円 |
L50 | 314,000円 | 628,000円 |
L30 | 209,000円 | 418,000円 |
小児向けの小型耳掛け型「スカイL-PR」
軽度から高度難聴のお子様に対応できる充電型のモデルです。
メーカー希望小売価格
クラス | L90 | L70 | L50 | L30 |
---|---|---|---|---|
片耳価格 | 561,650円 | 408,650円 | 297,650円 | 208,650円 |
両耳価格 | 1,110,650円 | 804,650円 | 582,650円 | 404,650円 |
メーカー希望小売価格
クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|
L90 | 561,650円 | 1,110,650円 |
L70 | 408,650円 | 804,650円 |
L50 | 297,650円 | 582,650円 |
L30 | 208,650円 | 404,650円 |
外から見えず、着け心地の快適さをお求めの方には「バートPチタン」
外から見えず、耳から外した時もチタン素材なので上品な質感です。
メーカー希望小売価格
グレード | P90 | P70 | P50 | P30 |
---|---|---|---|---|
片耳価格 | 585,000円 | 412,000円 | ー | ー |
両耳価格 | 1,170,000円 | 824,000円 | ー | ー |
メーカー希望小売価格
グレード | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|
P90 | 585,000円 | 1,170,000円 |
P70 | 412,000円 | 824,000円 |
P50 | ー | ー |
P30 | ー | ー |
眼鏡とマスクを使っている方には「バートP」
補聴器全体がお耳の中に入るので、眼鏡やマスクと一緒につけてもわずらわしさが少し減ります。
メーカー希望小売価格
クラス | P90 | P70 | P50 | P30 |
---|---|---|---|---|
片耳価格 | 580,000円 | 405,000円 | 238,000円 | 125,000円 |
両耳価格 | 1,160,000円 | 810,000円 | 476,000円 | 230,000円 |
メーカー希望小売価格
クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|
P90 | 580,000円 | 1,160,000円 |
P70 | 405,000円 | 810,000円 |
P50 | 238,000円 | 476,000円 |
P30 | 125,000円 | 230,000円 |
- 補聴器はそのグレードによって、雑音抑制機能や、どれだけ調整を細かくできるのかに差があります。そのほか、保証期間や価格も変わるので、補聴器を使用する環境や場面に応じてどのグレードが必要か考えることが必要です。
お値打ちな耳あな型補聴器「ヴィータス+耳あな型」
フォナックの中で、最もお値打ちなオーダーメイド耳あな型の補聴器は「ヴィータス+(プラス)」です。
お値段は片耳134,400円、両耳セット201,600円です。
これより安い耳あな型補聴器は、他社メーカーにいくつかあります。その中で、この補聴器が優れているのは、極小の小ささです。外からまったく見えません。
はじめて補聴器を始める50~60歳代の方、また少しだけ困る場面が出てきた軽度難聴の方におすすめしています。
メーカー希望小売価格
片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|
134,400円 | 201,600円 |
メーカー希望小売価格
片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|
134,400円 | 201,600円 |
「ヴィータス+」の紹介ページを書きました。こちらもご覧ください。
(ヴィータス+の耳あな型は2024年2月末日に販売終了)
まとめ
補聴器メーカー「フォナック」の歴史から、最新器種までご紹介してきました。ここまで書いたことは、すべて私たちが確認した事実ですが、聞こえは一人ひとりの聴力や好みの影響が大きいものです。フォナックの補聴器をご検討の方はご購入の前に、無料試聴サービスをご利用下さい。
補聴器専門店プロショップ大塚では、補聴器をご自分で試して、体験して、よく聞こえることを確かめてからのご購入をおすすめしています。フォナックの補聴器に興味のある方は、プロショップ大塚まで、お気軽にご来店下さい。
参考文献
*1 参考資料:2019年補聴器世界市場、企業別のシェア率
Global hearing aid market share by company 2019 | Statista https://www.statista.com/statistics/1087388/global-hearing-aid-market-share-by-company/(2022年12月30日閲覧)
*2引用元:フォナックホワイトペーパー「騒音下でのことばの理解を改善」
https://www.phonakpro.com/content/dam/phonakpro/gc_hq/en/resources/evidence/field_studies/documents/fsn_roger_group_setting_speech_recognition_benefit_en.pdf(2022年12月30日閲覧)

値段が安い補聴器のまとめ、それぞれの特徴から自分に合った器種の選び方
値段が安い補聴器を選ぶときは、選び方がとても重要
補聴器は、値段が安いからと言って低機能とは限りません。それぞれに特徴があり、得意な機能があります。
本記事で紹介する補聴器は、どれも聴力・困りごと・ご要望に合ったものを選べば、お値段が安くてもご満足いただける器種です。
そうは言ってもお値段が安い補聴器は、それぞれ機能が絞られています。そのため補聴器の選び方がとても重要になります。
補聴器は、そのデザインで耳あな型と耳かけ型に大きく分かれます。
耳あな型の補聴器は、メガネやマスクと一緒に使っても邪魔になりません。
耳かけ型の補聴器は、同じ値段で比べた場合、耳あな型の補聴器より少しだけ高機能になる傾向があります。
マスクやメガネの邪魔にならない“耳あな型”の補聴器から選ぶ
耳あな型の補聴器の多くはオーダーメイド品です。外からまったく見えないような極小サイズ(IICサイズ)から、取り扱いがしやすく指先で掴みやすいサイズまで、さまざまな形状・デザイン・サイズがあります。
サイズに応じて音量の上限があるため、重い難聴の方には標準サイズから大きめサイズの補聴器がおすすめです。
最安の小型耳あな型、ワイデックス「MAGNIFY30 CIC-M」片耳98,000円
音質に定評があるワイデックスの補聴器です。小さい声、ボソボソ声、距離が少し離れた人の言葉の聞き取りにこだわる方におすすめです。
ワイデックスの補聴器は両耳で同時購入すると、両耳セット価格でさらにお値引きが入ります。
MAGNIFY 30は、片耳価格98,000円ですが、両耳だと158,000円です!
お値打ちシリーズのMAGNIFYですが、ワイデックスの最新シリーズMOMENTの新機能“トゥルーアコースティクス”を搭載。一人ひとりに合わせたクリアで豊かな音質で、補聴器を初めてお使いになる方にも快適な音質を届けます。
メーカー | 器種名 | 適応聴力 | シェルカラー | 保証期間 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
ワイデックス | M03-CIC-M | 軽度,中度 | ベージュ | 2年 | 98,000円 | 158,000円 |
電池交換がしやすく、両耳で158,000円!ワイデックス「MAGNIFY30-XP」
音質や言葉の聞き取りを優先する方におすすめの標準サイズの耳あな型補聴器です。先に紹介した「MAGNIFY 30 CIC-M」より、サイズは一回り大きくなります。その分、取り扱いが簡単になり、雑音を抑制する機能が強化されています。最大音量も大きく出来るので、高度難聴の方にもご利用いただけます。
また電池サイズが大きくなるので、電池の持ち時間も長くなり、電池交換もしやすいデザインになっています。
メーカー | 器種名 | 適応聴力 | シェルカラー | 保証期間 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
ワイデックス | M03-XP | 軽度,中度,高度 | ベージュ | 2年 | 98,000円 | 158,000円 |
最新3Dスキャナーで制作可能!リサウンド「KE2-ITC-DW」 片耳100,000円
補聴器本体には際立った特徴がないのですが、製造方法が大きく進歩しているのがリサウンドの耳あな型です。その中でも一番安い補聴器が「リサウンド・キー」シリーズの「KE2」になります。お値段は片耳100,000円です。
これまでオーダーメイド補聴器を制作する際には、粘土のようなもので耳の形の型を採取する必要がありました。
しかし、この従来の方法では、耳の病気やケガの治療の痕などによって耳の形状が特殊な方の場合、耳型が上手く採取できず、耳あな型の補聴器を作れなかったのです。
リサウンドは世界で最初に、耳の形状をレーザーで3D撮影できる装置「オトスキャン」に対応した補聴器メーカーです。
オトスキャンは、レーザーを使って非接触で耳の形状を撮影するので、病気やケガの経験者の方でも、安全に補聴器を作ることが出来るようになりました。
耳の病気やケガの経験がある方には「KE2-ITC-DW」を含め、リサウンドの補聴器がおすすめです。
なお当社では、オトスキャンを全店舗に導入しております。
メーカー | 器種名 | 適応聴力 | シェルカラー | 保証期間 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
リサウンド | KE2ITC-DW | 軽度・中度・高度・重度 | ライト | 1年 | 100,000円 | 200,000円 |
小さくてワイヤレス機能あり!リサウンド「KE3CIC‐W」 片耳120,000円
上で紹介した「KE2ITC-DW」を小型化しつつ、少しだけ高性能化したのが「KE3CIC-W」になります。お値段は片耳120,000円。
もちろんオトスキャンで制作できますので、耳の病気やケガの経験者の方に向いています。
こちらの補聴器の最大の特徴は、上の写真のような小さめサイズと、スマホ連携機能を両立していることです。
スマホと補聴器をBluetoothで連携させることで、スマホのアプリから補聴器の音量を調整したり、スマホの通話や音楽・動画再生の音をワイヤレスに補聴器へ届けることが出来ます。
スマホをよく使う方にとっては、音質に優れた音を補聴器から聞くことが出来ますし、補聴器のつけ外しも減らせます。とても便利な機能です。
メーカー | 器種名 | 適応聴力 | シェルカラー | 保証期間 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
リサウンド | KE3CIC-W | 軽度・中度 | ライト | 2年 | 120,000円 | 240,000円 |
着け心地よく、外から見えにくい小さいサイズ。シグニア「Silk1X」 片耳130,000円
シグニア「Silk1X」は、気軽に試聴できる既製の耳あな型補聴器です。耳の型を取るなどせず、お店ですぐに試聴できます。
形状も小さく、目立ちにくい補聴器が、すぐ欲しい方におすすめです。
メーカー | 器種名 | 適応聴力 | シェルカラー | 保証期間 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
シグニア | Silk 1X | 軽度・中度 | 右は赤、左は青 | 2年 | 130,000円 | 260,000円 |
- 一人ひとりの耳に合わせてお作りするオーダーメイド補聴器と違い、既製の耳あな型補聴器は耳の形状に合うこともありますし、合わないこともあります。
- ご購入前に専門店にご相談ください。専門店では、補聴器で言葉の聞こえがどれくらい改善したか、客観的に効果を測定することができます。効果測定は購入前がおすすめです。
今、一番売れている充電式の耳あな型補聴器、最安値は片耳150,000円!スターキー「Evolv1000 ITC-R」
2020年に世界で初めてオーダーメイドの充電式耳あな型補聴器がスターキー社から登場しました。Evolvはその後継器となります。
マスクの邪魔にならない耳あな型補聴器でありながら、電池の交換も不要という便利さから、現在一番人気のある補聴器です。
発売当初よりも価格が下がり、現在では片耳150,000円です。
充電器の価格は17,600円(税込)。
カラーは5色から選べます。ブラック、ベージュ、レッド、ブルー、クリアです。
メーカー | 器種名 | 適応聴力 | シェルカラー | 保証期間 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
スターキー | Evolv1000 ITC-R | 軽度・中度・高度・重度 | 5色 | 2年 | 150,000円 (充電器別途) |
300,000円 (充電器別途) |
機能と値段で選ぶ“耳かけ型補聴器”の選び方
最安値から片耳150,000円までのおすすめ耳かけ型補聴器をご紹介します。
この価格帯の場合、耳あな型と耳かけ型の補聴器を比べると、同じ値段なら耳かけ型補聴器の方が少しだけ高性能になります。またご予算が片耳10万円以下の場合、耳かけ型補聴器の方が選択肢は多くなります。
このほかの大きな違いは、雑音を自動で抑制する機能、充電式の選択肢の豊富さ、そして見た目と取り扱いです。
耳かけ型補聴器の中でも、そのデザインは大きく2つに分かれます。
小型で目立ちにくいRICタイプと、標準のBTEタイプです。
低価格なのにうるさくない!スターキー「Model S2 BTE」 片耳78,000円
2022年6月に発売されたスターキー「Model S2 BTE」は、当社の取り扱う補聴器で最安値の耳かけ型です。
最安値にも関わらず、衝撃音抑制機能が搭載されています。
この機能は、大きな音に対して不快さを感じやすい体質の方には、とても有効です。
この体質は聴力測定で分かるので、該当する方には特におすすめしています。
カラーは4色から選べます。シャンパン、エスプレッソ、スターリング、スレートの4色です。
メーカー | 器種名 | 適応聴力 | カラー | 保証期間 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
スターキー | Model S2 | 軽度・中度・高度 | 4色 | 2年 | 78,000円 | 156,000円 |
目立たず、お値打ちな補聴器をお求めの方にスターキー「Model S2 RIC」 片耳78,000円
先に紹介した「Model S2 BTE」と機能はほとんど同じ、デザインのみ違うモデルになります。小さく目立たないRICタイプです。
本体から耳せんをつなぐワイヤーが非常に細いので、外から目立ちにくくなっています。
また別料金になりますが、特殊なオーダーメイド耳せん(補聴器同時購入で10,000円)と組み合わせることで、重度難聴の方にもご利用いただけます。
カラーは4色から選べます。シャンパン、エスプレッソ、スターリング、スレートの4色です。
メーカー | 器種名 | 適応聴力 | カラー | 保証期間 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
スターキー | Model S2 | 軽度・中度・高度・重度 | 4色 | 2年 | 78,000円 | 156,000円 |
重度難聴用ハイパワータイプの最安値!リサウンド「KE298-DW」 片耳85,000円
リサウンド・キーシリーズから発売されているBTEタイプの耳かけ型補聴器です。
高度難聴・重度難聴に対応できる補聴器としては最安値になります。
カラーは5色から選ぶことができます。ミディアムブロンド、ベージュ、ダークブラウン、スターグレー、ブラックです。
メーカー | 器種名 | 適応聴力 | カラー | 保証期間 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
リサウンド | KE298-DW | 高度・重度 | 5色 | 1年 | 85,000円 | 170,000円 |
13色から選べる!ワイデックス「MAGNIFY30-BTE13」 片耳98,000円
ワイデックスは、先に耳あな型補聴器でもご紹介したように、小さい声、ボソボソ声を聞き取りたい方におすすめのメーカーです。「MAGNIFY -BTE13」は、片耳98,000円ですが両耳セット購入だと158,000円と大変お安くなります。
お値打ちな補聴器としては珍しく、補聴器のカラーが13色から選べます。
お肌の色や髪の色に合わせて目立たないカラーを選ぶことが出来ます。他メーカーではあまり見かけないカラフルなカラーもありますので、ご自分のファッションとあう好みの色もお選びいただけます。
この他、取り扱いに自信がない方の場合、たとえば右はスポーティーレッド、左はエーゲブルーのように、目立つ色を選んで、左右で色を変えるという方もいらっしゃいます。
メーカー | 器種名 | 適応聴力 | カラー | 保証期間 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
ワイデックス | M03-BTE13 | 軽度・中度・高度・重度 | 13色 | 2年 | 98,000円 | 158,000円 |
RIC充電式でお値段最安!片耳105,000円!「KE361-DRWC」
「KE361-DRWC」は、リサウンドのキーシリーズから発売されているRICタイプの充電式です。
当社で取り扱うRICタイプの充電式耳かけ型補聴器の中では最もお安くなっています。
充電器に置くだけで簡単、フル充電で最大30時間使用できます。補聴器本体は片耳105,000円、充電器が17,600円(税込)です。なお補聴器本体は消費税が非課税ですが、充電器には消費税がかかります。
またKE361-DRWCは、スマホとBluetoochで接続することが出来ます。ストリーミング機能があるので、スマホの通話音声や音楽などを非常に良い音質で直接補聴器から聞くことができます。スマホアプリで自分の好きな音量に変更することもできます。
カラーは5色から選ぶことができます。ミディアムブロンド、ベージュ、ダークブラウン、スターグレー、ブラックです。
メーカー | 器種名 | 適応聴力 | カラー | 保証期間 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
リサウンド | KE361-DRWC | 軽度・中度・高度・重度 | 5色 | 2年 | 105,000円 (充電器別途) |
210,000円 (充電器別途) |
ビデオ会議におすすめ、パソコンと直接接続できるフォナック「オーデオM30-312/13T」 片耳136,500円
※2024年5月末日販売終了※
「オーデオM30-312/13T」は、世界シェア1位フォナックのお値打ち補聴器です。
2019年に発売されたモデルですが、その後の新シリーズ発売とともにお値段が下がってきました。
フォナックの補聴器は、私たち専門家の調整で「マスクの人の声を聞きとりやすくする音質」を作りやすくなっています。マスクの人の声が聞き取りづらい方におすすめしています。
全メーカーの中で、フォナックの補聴器は、特殊な機器を経由せずパソコンと直接Bluetoothで接続でき、WEB会議用のマイクイヤホンとして、そのままご利用いただけます。
テレワークで働く機会がある方には、とても便利です。
もちろんスマホでのハンズフリー通話や動画視聴にもご利用いただけます。
RICタイプの小型耳かけ型ですが、電池サイズによって形状を選択できます。なるべく目立たないようにしたい方は「M30-312」、電池の持ち時間を長くしたい方は、一回り大きくなりますが「M30-13T」をお選びいただくのがおすすめです。
メーカー | 器種名 | 適応聴力 | カラー | 保証期間 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
フォナック | オーデオM30 | 軽度・中度・高度・重度 | 5色 | 2年 | 136,500円 | 273,000円 |
BTEタイプの充電式で最安は「Evolv1000 BTE-R」 片耳130,000円
スターキーのLivioシリーズは2022年から発売開始され、現在は発売当時より少しお値段が下がってきました。
今の価格は、当社が取り扱っている充電式のBTE耳掛け型補聴器としては最安値になっています。
こちらもスマホアプリやストリーミング機能がついています。
充電器は本体と別売りになります。充電器のお値段は11,000円(税込)です。
補聴器本体のカラーは7色(シャンパン、ブロンズ、エスプレッソ、スターリング、スレート、ブラック、ホワイト、スターリング)からお選びいただけます。
メーカー | 器種名 | 適応聴力 | カラー | 保証期間 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
スターキー | Livio1000BTE-R | 軽度・中度・高度・重度 | 7色 | 2年 | 130,000円 (充電器別途) |
270,000円 (充電器別途) |
あなたのご予算と聞こえ具合に合わせた補聴器を一緒に探しましょう!
この記事では世界的な補聴器メーカーから発売されているお値打ちな補聴器をご紹介しました。
お値打ちな補聴器は細かい調整が出来ない器種が多いので、最初から自分の耳にぴったり合っていることが大切です。
当店は主要補聴器メーカー6社すべてを取り扱う補聴器の専門店です。
補聴器ご検討の際には、私たち専門家にぜひご相談ください。
ご予算とご要望そして聴力を踏まえて、あなたに合った補聴器をご提案いたします。
そしてご購入の前には十分に試聴していただき、聞こえ方、見た目、取り扱いなど、すべてに満足できるか満足できるかどうか、しっかりお確かめ下さい。
補聴器の試聴体験サービスも行っております。

値段がお安い補聴器のご紹介「リサウンド・キー」
値段が安くておすすめの補聴器紹介コーナー!
当社では世界の6大補聴器メーカーから、安くておすすめの補聴器をご紹介してきました。今回はGNヒアリング社の「リサウンド・キー」シリーズから、他社になく、特徴的な補聴器をピックアップします。
なお、どのメーカーでも値段が高くなれば、高機能になるのは当たり前です。
値段が安い補聴器から自分にピッタリあったものを見つけるには、たくさんのメーカーの中から探すことがおすすめです。
当社のWebサイトでは、各メーカーで、お安い補聴器の紹介記事を出しています。ぜひご一読ください。
ご予算に合った補聴器をお探しの方は、ぜひご相談ください。
小さい耳あな型補聴器でもイヤホンのように音楽が聞ける「KE3CIC-W」
KE3CIC-Wは、リサウンド・キーの中で、1番小さく、目立ちにくい耳あな型補聴器です。
着けている時に前や後ろから気づかれることはありません。横からのぞくとやっと見える程度の小ささです。
小さいだけなら他にも選択肢があるのですが、この器種のメリットは、その小さなサイズとBluetooth接続機能が両立していること。これは、他社にはほとんどない珍しい特徴です。
Bluetooth搭載の補聴器は、ワイヤレスイヤホンのようにスマホと通信すること(ダイレクトストリーミング機能)で、動画や音楽、電話の会話などを補聴器から直接聞くことができます。
適応聴力 | チャンネル数 | アプリ対応 | ダイレクトストリーミング | 騒音制御 | 騒がしい場所での 聞こえ |
片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
軽度・中度 | 8ch | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 115,000円 | 230,000円 |
耳に入れた時の圧迫感を軽減する「ダブルエア KE3ITC-DW」耳あな型
耳あな型のダブルエアKE3ITC-DWは、着け心地にこだわる方には特にオススメの器種です。補聴器を耳に入れた時の着け心地の軽さを優先して開発されています。
補聴器を着けた方がなるべく圧迫感を感じないよう、特殊な加工がされており、補聴器本体が耳の穴の中で皮膚に接触する面積が極力少なくなるようになっています。
この結果、耳の穴をふさぐことがなく、補聴器本体に大きな通気孔(ベント)を空けることができ、空気がよく通り、快適な着け心地になっています。
綿棒による耳掃除など、耳に物を入れる感覚が苦手な人でも、ダブルエアであれば、快適に補聴器をお使いいただけます。
実際にダブルエアを使っている方からは「補聴器を着けているときの圧迫感が気にならない」「自分の声もハッキリ聞こえるようになった」などの感想が届いています。
価格は片耳115,000円、両耳230,000円です。
適応聴力 | チャンネル数 | アプリ対応 | ダイレクトストリーミング | 騒音制御 | 騒がしい場所での 聞こえ |
片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
軽度・中度 | 8ch | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 115,000円 | 230,000円 |
- GNヒアリング社と私たちプロショップ大塚は、耳専用の3Dスキャナーによる耳型採取システム「オトスキャン」を導入しました。2021年末時点、国内で稼働中のおよそ30台のうち、5台が当社で使われています。
- オーダーメイドの耳あな型補聴器は、一人ひとりの耳に合わせて作成します。これまでは歯科医院で歯型を採るときのように、粘土状の材料を耳に詰めて耳の形を把握していました。
- 当社では、オトスキャンを使うことで、今まで以上に安全に、ストレスも無く、短時間で耳型採取が終わるようになりました。また出来上がる補聴器の品質も、これまで以上に良い物になっています。
- 本記事で紹介しているリサウンド・キーのオーダーメイド耳あな型補聴器は、すべてオトスキャンを使って制作可能です。
格安の充電式補聴器「KE361-DRWC」
KE361-DRWCは、小型の充電式耳かけ型補聴器です。
この器種の魅力は、その安さ。値段は片耳117,600円、両耳で217,600円(充電器込み)と、小型充電式の補聴器としては、全メーカーの中で最安値です。
充電方法はポンと置くだけで簡単。ご高齢の方も楽に取り扱えます。さらにお安い補聴器ながら、Bluetooth接続機能を搭載。スマホと接続して、音楽や電話の音声を聞いたり、アプリで補聴器の音量調整などができます。
適応聴力 | チャンネル数 | アプリ対応 | ダイレクトストリーミング | 騒音制御 | 騒がしい場所での 聞こえ |
片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
軽度~高度 | 8ch | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 117,600円 | 217,600円 |
もっと安いリサウンド・キー2
ここまで、高機能ながらお値打ちな補聴器を紹介しました。リサウンド・キーには、さらに安いグレードの補聴器もあります。リサウンド・キーには4,3,2の3つのグレードがあり、数字が高いほど快適に補聴器を使うための機能が多く搭載されています。
一番お安いグレードのリサウンド・キー2は、機能は最も限られていますが、できるだけ値段を抑えたい方にはオススメの器種です。リサウンド・キー2の中から、違う形状のオススメ補聴器を2器種紹介します。
標準的な耳あな型「KE2ITC-DW」
KE2ITC-DWは、標準的な大きさの耳あな型補聴器。小型タイプだと取り扱いが不安、という方におすすめのタイプです。
高度難聴の方や、より取り扱いを重視する方には「KE ITE-DW」タイプがオススメ。
価格は片耳100,000円、両耳200,000円です。
適応聴力 | チャンネル数 | アプリ対応 | ダイレクトストリーミング | 騒音制御 | 騒がしい場所での 聞こえ |
片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
軽度~高度 | 6ch | 〇 | × | △ | △ | 100,000円 | 200,000円 |
重度難聴用の耳かけ型補聴器「KE298-DW」
リサウンド・キーの中でも、最もパワーが出る補聴器。高度の難聴から一部の重度難聴まで対応できる高出力タイプです。
値段は片耳85,000円、両耳で170,000円です。
適応聴力 | チャンネル数 | アプリ対応 | ダイレクトストリーミング | 騒音制御 | 騒がしい場所での 聞こえ |
片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
高度~重度 | 6ch | 〇 | × | △ | △ | 85,000円 | 170,000円 |
お安い値段の補聴器を買う前には、専門家への相談が大事!
この記事では補聴器メーカー「GNヒアリング」の補聴器から、安くてオススメの器種を紹介しました。
補聴器の値段は高いものから安いものまで幅がありますが、高いからといってすぐによく聞こえるわけでも、安いからといって全く聞こえないわけではありません。
よく聞こえるために必要なのは専門家による適切な補聴器の調整と、お客様の耳に合った補聴器選びです。
当店では、補聴器をご購入する前に、3か月の無料試聴サービスを行っています。しっかり試聴して、効果を確かめてからのご購入をおすすめしています。今回ご紹介した補聴器が気になったら、ぜひご相談ください。
あなたに合った「聞こえ方」を一緒に見つけませんか?
