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フォナックから子ども向け補聴器「スカイM」新発売!Bluetoothで音声が聴けます!

子ども向け補聴器では初めて、スマホからBluetoothで音声・音楽を聞くことができるスカイMが発売されました。電池の誤飲を防ぐチャイルドロック付き。総合支援法対応モデルもあり、お値打ちです。

フォナックは子供向け専用補聴器スカイシリーズを開発

ブルーのイヤモールド

2020年10月、スイスのフォナックから子ども向け補聴器スカイマーベル(略称スカイM)が発売されました。
フォナックは、以前から高齢者向け補聴器と子ども向け補聴器を分けて開発してきましたが、今回発売されたスカイMは、子供向けスカイシリーズの最新モデルになります。
この記事では、スカイMの難聴児の子育てにちょっと便利な新機能をご紹介します。

※小児難聴の対応は、プロショップ大塚の店舗では行っていません。小児難聴については医療機関にご相談ください。
  • 小児の難聴は、これから言語を獲得するという意味で成人と大きく異なります。近年では人工内耳など、補聴器以外の選択肢も増えてきているようです。先天性の難聴では、ろう学校に入れるのか、普通学校を目指すのかも大きな選択です。必ず医療機関でご相談下さい。
  • 本記事は、子ども向けの補聴器を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

Bluetooth機能で、補聴器からスマホ動画の音が聞こえる!

難聴児に限らない話ですが、スマホが当たり前になった現在、子育て中の親にとって、スマホやタブレットは強い味方です。
夕方、料理をしている最中(キッチンに小さい子供が入ってきて危なくないよう)に、スマホでYouTube Kidsを見せていたり、ディズニープラスを見ててもらったり。お絵描きアプリや知育ゲームで遊んでもらうこともあるでしょう。中学生くらいからは、塾や学校で学習用アプリを使うことがこれから増えていきます。

子どもがスマホ(タブレット)で動画を見ている画像

子育てにおいて実家の支援が得られなかったり、夫婦共働きのご家庭だったり、そうでなくても子供を見ながら毎日家事をしていたりしていることと思います。今の時代の子育ては使えるものは何でも総動員して、やっと生活が回るものでしょう。

ここまでは難聴に関係なく、一般的なお話です。

難聴のお子さんの場合、スマホやタブレットを子供に貸し与えても、文字を覚える前の小さなお子さんの場合、まず字幕が使えません。静かな場所で補聴器を使えば会話ができるお子さんでも、スピーカーの音質はどうしても肉声より劣化し言葉が聞き取りにくくなります。音楽・音声が聞き取れなければ動画の楽しさや知育アプリの学習効果は減ってしまうでしょう。

スカイMは、子ども向けとしては初めて、スマホやタブレットなどの音声を補聴器で聞くこと(ストリーミングといいます)ができる機能を持っています。音声が補聴器から直接聞こえるので、音質がとても良くなります。また補聴器の機能によって、音声・音楽が聴力に合わせた音になって聞こえます。小さなお子さんでも楽しみながら補聴器を使えます。

中学生くらいのお子さんの場合、塾などのリモート授業では市販のスピーカーやヘッドフォンより聞き取りやすくなりますから、集中しやすくなる可能性があります。

スマホ、PC、テレビ、全てのBluetooth機器と接続できる子ども用補聴器はスカイMだけ!

2020年10月現在、多くの補聴器メーカーで”Bluetooth対応”をPRしている補聴器が登場しています。しかしフォナック以外から発売されている補聴器の場合、iPhoneと一部のAndroidスマホには接続できますが、PCやテレビには接続できません。androidスマホの器種も限られます。
マーベル以外の補聴器はiPhoneと一部のandroidしか繋がらない

フォナックのスカイMは、ほとんどのBluetooth機器と接続ができます。スマホだけでなく、パソコンやテレビなど、Bluetoothが搭載されているほぼすべての機器からストリーミング(Bluetooth機器の音声が補聴器から聞こえる)が可能です。
スカイマーベルとBluetooth機器がつながる様子

スマホから補聴器へのストリーミング機能については、以下の記事をご覧ください。
【最新版】世界6大メーカーのストリーミング機能付き補聴器一覧

おしゃれでかわいいデザインは全98種類!

スカイMでは、子どもに喜んで補聴器を使ってもらうため、たくさんのカラーを用意しています。本体カラーは14色から選べ、フックという耳にかかる部分のカラーも7色から選ぶことができます。組み合わせはなんと98種類!

本体カラー(標準カラー含む、14色)

こどもカラーは本体7色×フック7色で組み合わせは49通り


ベーシックカラーは本体7色、フックはこどもカラーに取り替えも可能です。

ベーシックカラーは本体7色、フックはこどもカラーに取り替えも可能です。

イヤモールドも11色から選べます。

イヤモールドのカラー

イヤモールドは全部で11色、上記のほかにゴールドとシルバーのラメも選べます。

子ども向けの安全設計

スカイMは、安心して補聴器が使えるように安全設計がされています。
「お知らせLEDランプ」は、補聴器の外側にあるプログラムスイッチが光り、電源や電池残量などを教えてくれるので、保護者の方や先生が一目で確認できます。補聴器の電池切れに気づかずに放置してしまうことがないように設計されています。

スカイMの電池式には、電池の取り出し口にチャイルドロックがついており、電池の誤飲や故障を未然に防ぎます。
チャイルドロック

補聴器の形は、聴力と使い方に合わせて3種類。

スカイMでは、充電式が1種、電池式が2種発売されています。

充電式 M-PR(対応聴力:軽度~中等度)

リチウムイオン電池使用。3時間の充電で18時間の連続使用が可能で、Bluetoothを接続し続けても10時間使用できます。一日中電源が持つため、急な電池切れの心配はありません。

スカイM-PR

電池交換式 M-M(対応聴力:軽度~中等度)

312電池を使用しており、1週間~10日に一回ほどの電池交換が必要です。小型なので、小さい耳のお子さんにもフィットしやすい形です。スカイMの電池交換式には、電池の誤飲を防ぐチャイルドロック、電池容量の低下をお知らせするLEDランプがついています。

スカイM-M

電池交換式 M-SP(対応聴力:高度)

13電池を使用、10日~14日に一回ほどの電池交換が必要です。高度の難聴までに対応可能な、ハイパワー補聴器です。

スカイM-SP

スカイMの価格と性能

スカイMには4種類のグレード(価格、機能の差)があります。周囲の音に合わせた雑音の抑制機能などは、補聴器の価格に比例して性能が良くなります。ただしスマホなどとBluetooth接続ができる機能は、お値打ちなスカイM30にも搭載されています。

スカイM クラス別価格表(片耳価格)
クラス 充電式(充電器込) 電池式
90 (プレミアム) ¥485,106 ¥451,500
70 (アドバンス) ¥359,106 ¥325,500
50 (スタンダード) ¥285,606 ¥252,000
30 (エッセンシャル) ¥201,606 ¥160,000

要件を満たせば助成金を受けて購入も可能

スカイM30は総合支援法対応モデルでも販売されています。総合支援法は身体障害者手帳を持っている人に補聴器の購入代金が補助される制度です。難聴の程度によって要件があります。詳しくは以下のリンクをご覧ください。
補聴器が安く買える補助金のもらい方「手続きマニュアル付き」

Bluetooth接続の機能が付いているモデルも、総合支援法を利用すると少ない自己負担で購入できる場合があります。この制度の利用を検討される方は、耳鼻科の補聴器外来にご相談ください。

まとめ

この記事では、子ども向けに発売されたスカイMの便利機能についてご紹介しました。
スカイMは、お子さんとご家族の全員が安心して過ごせるよう、安全な設計で開発されています。
スカイシリーズで初めて搭載されたBluetooth機能は、ご家族にとってのサポート役になるだけでなく、リモート学習などを通じてお子さんの学習と成長に役立つでしょう。

お値打ちなスカイM30-SPは総合支援法対応器種です。そのため聴覚障害の手帳を持っていて、公費の助成が受けられればおよそ4400円の自己負担で購入できます。
スカイMの購入をご希望される方は、耳鼻科の補聴器外来への相談がおすすめです。

世界初、充電式耳あな型補聴器が発売!スターキー「Livio AI」

スターキー社から発売された充電式耳あな型補聴器「Livio AI」。Livio AIは世界初、補聴器本体にAIを搭載しました。内部のセンサーが身体と脳の活動を計測し健康管理。マスクの聞こえを良くするモード搭載。充電式なのでスマートに使えます。

スターキーのLivio AIはいつまでも楽しく健康に過ごすための補聴器

2020年6月、米国のスターキー社から充電式耳あな型補聴器、Livio AIが発売されました。

これまで補聴器メーカーは「難聴でお困りの方によい聞こえを提供する」という点に集中し、主に聞こえを助ける機能を中心に補聴器を開発してきました。

しかし、高齢になって楽しく健康に過ごすためには、耳だけでなく身体や頭の働きも大切になってきます。
スターキー社は「高齢になっても楽しく、健康に過ごして欲しい」という壮大な目標を掲げ、Livio AIを開発しました。
Livio AIは補聴器としては世界初、脳と身体の活動量をスコア化することで、健康的に生きるお手伝いをするヒアラブルデバイスです。

Livio AIが発売開始してからまだ4か月程度ですが、当店のお客様からは「補聴器を使うのが楽しくなった」「身体を動かすモチベーションになっている」と、これまでの補聴器とはまったく違った評判をいただいています。

この記事では最先端の内蔵センサーとAIを駆使した、Livio AIの健康管理機能についてご紹介します。

Livio AIは新しいセンサーで、脳と身体の健康状態を管理。転倒検知機能も付いています

楽しく健康に過ごすためには、友達と会話したり、スポーツで体を動かしたりして良い生活習慣を維持することが重要です。Livio AIの健康管理機能は、これまでの生活習慣を見直すきっかけになるでしょう。
Livio AIには、あなたの代わりに健康を管理してくれる、高性能な2種類のセンサーが搭載されています。

Livio AIの音センサーは、周囲の音環境を常に分析。どれくらいの時間を人と話したか、どのような環境で音を聞いているかを判断することで、脳の活動を数値化します。

ブレインスコアは100点中45点

会話によるコミュニケーションが脳への効果としてポイントで算出されます。ここでは100点中45点。

一方、運動量の測定ではモーションセンサーが作動します。ただ単に歩いた数だけでなく、一定以上の運動量や、どの時間帯によく運動していたかまでが分かります。

毎日の歩数を記録します。

毎日の歩数を記録します。この時点で8231歩達成。

さらにLivio AIには、急な転倒に備えた機能も搭載されています。
常時動作しているモーションセンサーが、補聴器使用者の急な転倒を感知。倒れたとき、家族のスマートフォンに通知を送り、緊急時の対応に繋がります。

補聴器が転倒を検知すると家族にメッセージが届く様子

実際に健康管理機能を使ってみました!筆者のブレインスコアは90点

Livio AIの健康管理機能は、スマホ用アプリ「thrive(スライブ)」で確認、設定することができます。
ここで私が実際に1日使用した補聴器のアプリ画面をお見せしましょう。

thriveアプリ、ブレインスコアの画面

ブレインスコアは、1日の脳の働きが100点満点でスコア化されます。
Livio AIが判断基準として使用するのは、①使用時間スコア、②社会交流スコア(他の人との会話時間)、③環境リスニングスコア(どれくらい多くの場所で補聴器を使ったか)の3点です。

この日は店舗への出勤日でした。自宅から店舗のある阿佐ヶ谷まで約1時間かけて通勤し、9時間ほど勤務。5名のお客様に接客対応し、合間にweb会議と事務作業を行いました。

気になる私のブレインスコアは、90点。
それぞれのスコアを見てみると、社会交流スコアが満点です。この日は5名のお客様とお話をしたので、高い点数となりました。

それに比べ、環境リスニングスコアは低く出ています。この日は職場と家の往復でした。レストランで友人と話したり、映画館に行ったり、色々な場所に出かけていれば、より高い点数になっていたでしょう。

テレワーク中のボディスコアは66点!運動不足が明らかに

ブレインスコアとは別の日、終日テレワークの日にボディスコアを取ってみました。最近運動不足を感じていた筆者は、スキマ時間に部屋の掃除や、軽い散歩をしてみましたが、さて結果はどうでしょうか。

thriveアプリ「ボディスコア」の画面

ボディスコアは66点……なるべく身体を動かしたつもりでしたが、数字で見ると充分とはいえない運動量ですね。

ボディスコアでは身体をどれくらい使ったかを数値化します。
①一日の歩数、②一定以上の激しい運動量、③長時間座りすぎないよう、適度に動いていたかがわかります。

運動量は26分とまあまあの結果ですが、歩数は5,000歩程度。さらに、6時間ずっと同じ場所に座っていた様子。頭のいいLivio AIのおかげで、テレワークによる運動不足がついに露呈しました。

このように、Livio AIは脳と身体の活動量を分かりやすく、楽しく教えてくれます。筆者も、これからは適度に運動しつつ、生活習慣に気を付けていきたいと思いました。

Livio AIは内部に人工知能を搭載、周りの音環境にスムーズに対応します

私たちの生活の中には、たくさんの種類の音があふれています。これまで補聴器は、ユーザーに「聞きたい音を届け、不要な音は抑える」ことを目指し、技術開発が繰り返されてきました。

Livio AIには、補聴器では世界初、スタンドアロンで動作するAIが搭載されました。Google検索などの一般的なAI利用では、通信を経由してクラウド上にあるコンピュータで、AIが動作します。しかしクラウド方式を補聴器で使うと、会話している相手の口の動きと聞こえる音声がズレてしまいます。

Livio AIは、超小型かつ高性能なコンピュータを補聴器内部に搭載することで、口の動きと音声がズレることなく、AIによる聞こえの改善が実現されました。
搭載されているAIは、2000人以上の聴覚データと、補聴器の利用環境データから学習したプログラムです。どんな場所にいても、どんな音環境でも、補聴器の機能が最大に発揮されるよう自動で聞こえを調節してくれます。

※2020年10月現在、Livio AI以外にも「AIによる音の調節」をうたった補聴器はありますが、一旦クラウドに接続する必要があるため、瞬時には調節できません。

どんな場所でも快適に聞こえるエッジモード、補聴器をタップするだけスマート動作

AIによる自動調節は、聞こえ方に不自然さを感じさせないため、通常は聞こえ方をゆるやかに変化させてくれます。しかし補聴器を使っていると、屋外から騒がしい喫茶店に入るなど、急激に環境が変化する場面があります。
こういった場面でAIによる自動調節を加速、環境に合わせた聞こえ方へ瞬時に切り替えてくれるのがエッジモードです。

補聴器を耳に着けたままダブルタップするスマートな操作で、聞こえ方が瞬時に切り替わります。

筆者が喫茶店でエッジモードを試したところ、店内の雑音が小さくなり、話している相手の声が聞きとりやすくなった印象を持ちました。たとえば次のような場面で、聞き取りに困っている方にはLivio AIがおすすめです。

騒がしいレストランで、複数人との会話

にぎやかなレストランで、複数人との会話がしたい。




車内で、同乗者との会話

ドライブ中の会話も楽しみたい。




ホールのような反響する場面

ホールのような反響する場所でも会話がしたい。

※ダブルタップで音を切り替えるエッジモードはLivio Edge AIのみ搭載されています。

※スターキー社はLivio AIの発売に先立ち、補聴器経験者15名を対象にLivio AIを試聴してもらい、従来補聴器と比較した感想をアンケート調査を実施しました。その結果は上記3つの場面で特に効果を感じ、言葉の明瞭さや音質の快適さが向上するという評価でした。また別のアンケート調査によると、騒がしい場所で1対1で話す場合には(すでに効果があった)従来補聴器との差はあまり無いという評価でした。

外出先でも、マスクを着けている相手の声が聞きやすくなるマスクモード

マスクを着けている人と会話をすると、マスクが話し手の声を遮るため、言葉の明瞭さが失われて会話が聞き取りにくくなります。現在外出時にほとんどの人がマスクを着けているため、難聴の方はこれまで以上に聞き取りづらさを感じているでしょう。
Livio AIでは「マスクモード」が追加されました。マスクを着けている人の声が聞き取りやすくなるよう、自動で補正をしてくれます。補聴器と接続したスマホのアプリで操作ができるため、ON/OFFをすぐに切り替えることができます。

Thriveアプリのマスクモード

世界初!耳あな型でも充電式。新しいデザインのスマート補聴器

リチウムイオン充電池内蔵

Livio AIは、耳あな型補聴器では世界初の充電式。これまで耳あな型の悩みのタネだった「電池交換、購入の手間」や「電池の買い忘れ」といった問題を解決しています。
Livio AIの充電には専用のチャージャーケースを使用。3.5時間の充電で、約23時間連続使用できます。内部に充電池が内蔵されているので、ケースだけを持ち運び、充電が可能です。

リビオ耳あな型補聴器と充電器

さらにデザインも、従来の補聴器から一新。補聴器のカラーを5種類から選ぶことができます。
ブラックカラーにすると、まるで流行りのワイヤレスイヤホンを着けているように見え、従来の補聴器には全く見えません。もちろん、なるべく目立たない色を希望する方は、皮膚に近いベージュ色を選ぶこともできます。
リビオカラー5色

LivioAIには5種類の価格(クラス、機能の差)紛失したときの保証も充実

Livio AIには5種類のクラスがあります。AI機能や雑音抑制機能など聞こえに関する性能は補聴器の価格に比例します。

LivioAI クラス別価格表(充電器込)
クラス 両耳価格 片耳価格
Edge AI オープン価格 オープン価格
2000 ¥836,500 ¥426,500
1600 ¥616,500 ¥316,500
1200 ¥476,500 ¥246,500
1000 ¥396,500 ¥206,500

各クラス、AI機能がない(健康管理機能がない)お値打ちなモデルもあります。

Livio(AI機能なし) クラス別価格表(充電器込)
クラス 両耳価格 片耳価格
2400 ¥1,176,500 ¥596,500
2000 ¥776,500 ¥396,500
1600 ¥576,500 ¥296,500
1200 ¥456,500 ¥236,500
1000 ¥376,500 ¥196,500

スターキー社の耳あな型補聴器は、紛失保証が充実しています。
Edge AI、2400、2000クラスには補聴器の紛失時に、無償で同等品が提供される紛失保証が2年間、1600クラスには1年間付いています。1200、1000のクラスも、購入後120日以内の紛失保証がついており、安心してお使いいただけます。

自信があるから出来る「購入から90日以内の返品保証!」

この記事では、スターキー社が発表した情報を元に、Livio AIの健康管理機能を中心にご紹介しました。スターキーが開発した画期的なヘルサブル補聴器は、これからの補聴器の主流になってくるかもしれません。
その効果を実感していただくため、プロショップ大塚ではLivio AIシリーズをお買い上げのお客様に漏れなく90日間の返品保証をしております。極端な話、お客様は1円も損することなく試せます。「Livio AIがちょっと気になるな」という方は、プロショップ大塚へお問い合わせ下さい。

新製品補聴器!リサウンドのワン マリー世界初3マイク

2020年9月、リサウンドから新製品「リサウンド・ワン マリー」が発売されました。この補聴器は従来の耳かけ型・耳あな型補聴器両方のメリットを備えており、音が自然に聞こえながら雑音を最大限に抑える機能を搭載した世界初3マイク補聴器です。

リサウンド・ワン マリーは、耳かけ型と耳あな型のいいとこどり!

2020年9月、GNヒアリング社から世界初の機能を備えた新製品「リサウンド・ワン マリー」が発売されました。
この補聴器は、今までの耳かけ型補聴器とはまったく異なり、世界で初めて一人ひとりの耳の形状に合わせた音質を実現させました。

人の耳の形は、指紋のように一人ひとりまったく異なります。あなた本来の聞こえ方も、世界に一つしかありません。
耳(耳介)は、音を集める働きをしますが、どのような音をどれくらい集めるかは個人差があるのです。
耳の画僧

人は自分の耳の形状によって聞いている音が異なります。どんな人であっても、一人ひとり異なる音が脳に届けられています。人は聞き慣れた音で、自然と周囲の状況を理解しながら、同時に重要な音に注意を向けることができます。
一人ひとり違う音が脳に届きます。

ここまでは補聴器を使わない、耳の良い人の話です。

これまでの耳かけ型補聴器はどうなっているでしょうか。既存の耳かけ型補聴器は耳の上側で集音しており、そのことで、あなた本来の耳の集音効果は損なわれていました。この音は補聴器を使う人にとって、不自然な音です。

従来の補聴器では耳の上側マイクのみから音が入ります。

従来の補聴器では耳の上側マイクのみから音が入ります。

不自然な音を聞くと、脳が足りない情報を無理に補おうとします。結果、聞こえ方の不自然さ、方向感の分かりにくさにつながっていました。

※小型のオーダーメイド耳あな型補聴器であれば、一人ひとりに合わせた自然な聞こえは従来から実現できていましたが、その代わり、雑音抑制機能に制限がありました。

リサウンド・ワン マリーの3マイク

リサウンド・ワン マリーは、今まで実現できなかった耳の中で集音するマイクを備えた補聴器です。
オーダーメイド耳あな型補聴器の「自然に近い音質」と、耳かけ型補聴器の「雑音抑制など様々な機能」の両方を兼ね備えています。

リサウンド・ワン マリーは本体に搭載された2つのマイクに加え、耳の中にある部品と一体化した第3のマイクが搭載されています。

本体に搭載された2つのマイク

従来の耳かけ型にもある2つのマイク


耳の中にある第3のマイク

第3のマイクは耳の穴の中


耳の中に入る第3のマイク

耳の穴の中にある部品と一体化

リサウンド・ワン マリーは、あなたの耳の形状を利用し、あなた本来のきこえを届けます。人それぞれの耳の形を活かして集音することで、方向感覚が高まり、音がどこから来ているかを識別する能力を向上します。

急に呼ばれても、距離感と方向が分かります。

急に呼ばれても、距離感と方向が分かります。

距離感と方向感のある音は、ある意味で「自分の耳のような聞こえ」とも言えるでしょう。

リサウンド・ワン マリーのメリット4つ

世界初の3マイクが搭載されたワン マリーのメリットはいくつかありますが、代表的なメリットを4つご紹介します。これらのメリットは、特にアクティブに活動する中等度難聴の方が当てはまるケースが多いです。

メリット①試聴した人の90%が「今までの補聴器よりも音質が自然」

リサウンド・ワン マリーの一番のメリットは、一人ひとりの耳に合った自然な音質です。
難聴者10人にリサウンド・ワン マリーと、従来の補聴器を比べてもらったアンケートでは、10人のうち9人が「マリーの方が音質が自然で聞きやすい」という評価でした。
さらに同じ参加者で、マリーと従来の補聴器の音質に0~100の点数を付けてもらいました。その結果、マリーは従来の補聴器と比べ、平均得点2倍以上になりました。

このアンケート調査は、短時間のテストではなく、実際の生活環境にある様々な音を聞いてもらった結果です。
リサウンド・ワン マリーの3マイクは、ほとんどの人にとって音質に大きく貢献するようです。

※引用元「自らの耳でのきこえ」に近づく、革新的な補聴器|リサウンドホワイトペーパー

メリット②周りの雑音が大きい時や、音が反響する空間で1対1での会話がしやすくなった。

難聴者の多くは最初「雑音がある場所だけ、少し聞こえづらい」という困りごとを感じます。リサウンド・ワン マリーでは、騒がしい場所での聞き取りが大きく改善するウルトラフォーカス機能が新たに搭載されました。

耳のいい人でさえ、騒がしい場所で1対1で話すときは、話が聞き取りがしづらくなります。たとえば混んでいる喫茶店で友達と話すときや、にぎわっている居酒屋で落ち着いた話をしようとしても聞き取りは難しくなります。
騒がしい場所では聞き取りにくい

こういった騒がしい環境では、横や後ろの音は会話の邪魔にしかなりません。

ウルトラフォーカス機能は顔を向けた狭い範囲の声だけを優先的に拾います。音や声を拾う範囲を前方30度という、とても狭い角度に絞り込みことで、雑音が多い環境で会話の聞き取りを強力に助けてくれます。
ウルトラフォーカス機能のイメージ画像

メリット③外で運動をする時や、風が強い日に補聴器を着ける時、風の音を気にせずに補聴器が使える。

外で運動をする時

従来の耳かけ型補聴器では、風が強い日には風が耳に当たる音がうるさく聞こえることがありました。これは耳の上にあるマイクに、風による強い気流が直接ぶつかるためでした。
リサウンド・ワン マリーは風が強い時には耳の中に入っているマイクが動作するため、気流が直接にはぶつからず、風の影響を受けません。
最大で風速8mまでの風を感知し、雑音を抑えることができます。風速8mというのは時速28km、マラソンの世界記録は時速20kmほどですから、普通の生活で風のうるささを心配する必要はほとんど無いと言えそうです。

メリット④従来の耳かけ型補聴器と比べ、電話がしやすくなった。

従来の耳かけ型は、電話をするときに少しコツが必要でした。音を拾う部分が耳の上にしか付いていなかったため、受話器のスピーカーを通常より上にして持つ必要があったのです。

従来の耳かけ型の場合

従来の耳かけ型の場合


リサウンド・ワン マリーの場合の電話のかけ方

リサウンド・ワン マリーの場合

リサウンド・ワン マリーでは、耳の中にマイクがあるため、受話器のスピーカーはいつも通りの位置で大丈夫です。

リサウンド・ワン マリーには2つの価格

リサウンド・ワン マリーには最上級の9グレードと7グレードの2つの価格が設定されています。9グレードは、先にご紹介したウルトラフォーカス機能があり、騒がしい環境で会話をする場面に優れています。7グレードはウルトラフォーカス機能が非搭載です。

さらにリサウンド・ワン マリーは修理保証・紛失保証が充実しています。どちらも保証期間が無期限(生産終了まで)です。修理保証は回数制限なし、紛失保証の回数は9グレードが2回、7グレードが1回になっています。

リサウンド・ワン マリー価格表

従来通り2マイクの「リサウンド・ワン」も同時発売

今回は3マイクだけでなく、従来の補聴器と同じ2マイクの補聴器も発売されています。
器種名は「リサウンド・ワン」になり、第3のマイクは搭載されません。

リサウンド・ワンの価格表

形・デザインは充電式1種類、電池式は2種類(耳あな型は未発売)

充電式(リチウムイオン電池)

リサウンド・ワンマリー充電式
3種類の中で中間の大きさです。
3時間の充電で30時間(ストリーミングなし)で使用可能です。
持ち運び充電が可能な充電器(税込¥33,000)と、電源接続時のみ充電できる小型の簡易充電器(税込¥19,800)があります。

持ち運び可能充電器(税込¥33000)

持ち運び可能な充電器(税込¥33,000)


簡易充電器(税込¥19800)

コンパクトな簡易充電器(税込¥19,800)

電池式(312電池使用)

312電池のワン

今回発売された3種類の中では一番小さい形状の補聴器です。

電池式(13電池使用)

13電池のワン

少し大き目の電池を使用しているので、電池が比較的長く持ちます。

おしゃれなカラーは9色から選べます

ワンのカラーバリエーション

※レッドは充電式のみ選べます

プロショップ大塚では、リサウンド・ワン マリーの試聴ができます!

この記事では、GNヒアリング社が発表した資料をもとに、リサウンド・ワン マリーの特徴・見た目・機能についてご紹介しました。
この補聴器は「オーガニック・ヒアリング(自然な聞こえ)」を目指して開発され、まさにそれが実現されていると思います。
プロショップ大塚では、リサウンド・ワン マリーが無料で試聴できる3ヶ月無料の貸し出しサービスをご用意しております。実際の生活環境で試聴し、音質をご自分の耳で体験して下さい。

シーメンス・シグニア補聴器の新製品「Xperience(エクスペリエンス)」の特徴

シーメンス・シグニアから新製品「Xperience(読みはエクスペリエンス、略称はX)」が発売されました。従来の補聴器は、横や後ろの声を聞き取ることが苦手でしたが、Xでは新開発のモーションセンサーを搭載し自分の動きを分析。音質が自動で変化することで、100パターンの環境に対応した聞こえを実現しました。Xはアクティブに活動する方へ特におすすめの補聴器です。価格、デザイン、効果的な場面、特徴を紹介します。

シグニア史上初めてモーションセンサー搭載、自分の動きに合わせて聞こえが変わる補聴器

耳の良い人は、周りの環境に合わせて、無意識に聞き取りたい声や音に集中することが出来ます。しかし難聴が進んでくると、聞きたい声や音に”ピントを合わせる”ことが難しくなってきます。

新製品のシグニアXは、超広角センサー(マイク)によって、周囲360°の音を常に分析します。さらに初めて搭載されたモーションセンサーによって、補聴器を着けている人の動き(歩く、走る、止まる等)を認識し、100パターンの中から最適な音質に自動で変化します。

新機能が役に立つ例をいくつかご紹介します。

例1:横並びで歩いている人との会話

従来の補聴器には、騒がしい場所での言葉の聞き取りを改善するため、騒がしい場所で横や後ろから聞こえる音を自動で抑える「指向性機能」が働いていました。
しかし、この機能が働くと、横や後ろから話しかけられたときに言葉が聞き取れないという問題が起こっていました。具体的には、騒がしい場所で2人横に並んで歩いている場面をイメージしてもらうと良いでしょう。

Xが持つ2つのセンサーは、周りで人が話していること、自分が歩いていることなどを総合的に判定して、雑音は抑えつつ横にいる人の声が自動で入るようになりました。センサーが働くと、止まっている時は前の声だけを、歩いているときは360°周囲の音を拾うようになります。

騒がしい場所では、横を向けないと聞き取りづらかった
横並びで歩いていも聞き取りやすくなった

例2:立食パーティーなどでの会話

パーティー会場でも、Xの2つのセンサーが有効に働きます。
立ち止まって人と話すときには、周りの声や音が邪魔になるため、シグニアXは前方向の音にフォーカスして音を拾います。後ろの音や横方向の音は会話の邪魔になるため、拾わなくなります。

立ち止まって人と話すときは、前方向(=相手の声)の音をフォーカスして音を拾います

立ち止まって人と話すときは、前方向(=相手の声)の音をフォーカスして音を拾います。

一方、自分が歩いているときには周りの会話が気になります。自分が声をかけられたことに気付く必要があるでしょうし、楽しそうな話題があれば参加したくなるでしょう。
シグニアXは、自分が歩き出すと、モーションセンサーが動きを感知してマイクが音を拾う範囲を広げてくれます。補聴器のマイクは周囲360°の音を拾うようになり、横や後ろから自分を呼ぶ声や、周りの話し声が耳に入ってきやすくなります。

歩いているときは補聴器のマイクは周囲360°の音を拾う

画像はシグニア補聴器2020新製品プロダクトウェビナーより筆者改編

ここで紹介した例は、ほんの一部です。シグニアXは2つのセンサーの働きによって、100の場面に柔軟に対応します。今までも周囲の環境に適応する補聴器はありましたが、モーションセンサーを使って自動で切り替えをするシグニアXのような補聴器は、これまでありませんでした。

シグニアXの実際の満足度は?(先行発売された米国などの場合)

Xが先行発売されたアメリカ・南アフリカ・ドイツの3か国で、Xを実際に使った難聴者の満足度が調査されました。調査対象は、元々補聴器を所有していた人です。
従来の補聴器が苦手としていたいくつかの場面において、自分が所有する補聴器とXのどちらがよく聞こえるかを調査しました。その結果、特に大きく満足度が改善されたのは以下の4つの場面です。

・後方からの会話への理解度
・車中での会話への理解度
・屋外歩行中の会話への理解度(騒音下)
・小さな音の聞こえ方

この検査の結果は、屋外での会話や後ろからの話し声など、言葉の聞き取りが難しい場面においてXが有効だということを明らかにしました。しかし、あくまでこれらの結果は平均値です。また補聴器を使った際の感覚は一人一人違いますので、購入を検討している方は、実際に試聴をした上で判断することをおすすめします。

補聴器の形は3種類。充電式は2デザインから選べます(耳あな型は未発売)

シグニアXでは、充電式の耳かけ型が2種、電池式の耳かけ型が1種発売になりました。今回新発売となったのは耳かけ型のみで、耳あな型補聴器は発売されていません。

見た目がおしゃれな充電式「スタイレット X」

スタイレットX

ユニークで他にはないデザインの補聴器です。軽量かつ細い形状のため、一般的な耳かけ型補聴器に比べメガネやマスクの邪魔になりにくくなっています。今まで、同形状の補聴器は中等度難聴までしか対応していませんでしたが、部品の改良により軽度~高度難聴の方に対応できるようになりました。
充電方法は充電器に差し込むタイプで、持ち運びながらの充電が可能です。

機能性と使いやすさを重視した充電式「ピュア チャージ&ゴー X」

ピュア チャージ&ゴー X

チャージ&ゴーは補聴器本体にスイッチがついており、音量・音質調節を自分で行うことができます。充電方法も充電器にポンと置くだけで簡単。手先の不自由な高齢の方でも安心して使えるように設計されています。

電池交換に慣れている人は電池式「ピュア 312 X」

ピュア 312 X
従来通り、空気電池を交換するタイプの耳かけ補聴器も発売されています。形状は上記の「チャージ&ゴー」と同じで、音量・音質調整のスイッチがついています。
「電池交換には慣れているので電池式が良い」という方におすすめの機種です。電池サイズは、312(PR-41)のみとなります。

シグニアXの5つのクラス(価格と機能)

シグニアXには、7X,5X,3X,2X,1Xの5つのクラスがあります。

シグニアX充電式 クラス別価格表(充電器込)
クラス 両耳価格 片耳価格
7X ¥1,064,000 ¥554,000
5X ¥764,000 ¥404,000
3X ¥544,000 ¥294,000
2X ¥444,000 ¥244,000
1X ¥344,000 ¥194,000

※電池式の場合、上記の価格から充電器代(¥44,000税込)が引かれます。

シグニアX機能表

機能表のpdfファイルは、以下のリンクからご覧ください。
SigniaX_リーフレット.pdf

クラスが上がると雑音を抑える機能が強化され、一人ひとりの聴力に合わせたよりきめ細かい調整が可能になり、聞こえ方も改善されます。特に騒がしい場所で補聴器を使うならクラスの違いを実感することが増えるでしょう。

この他に、クラスによって保証サービスの内容も変わります。今回のXシリーズからは3Xクラスにも紛失保証サービス1年間が付帯されるようになりました。

なお補聴器の価格は、クラスによって決まります。今のところXシリーズは、どの形状を選んでも同じクラスなら価格は同じです。充電式の場合は、補聴器本体とは別に充電器代(44,000円)がかかります。

シグニアXがおすすめの人は、活発で色々な場所に出かける人

今回発表された資料によると、新製品は次のような人に良く合う可能性が高いようです。

・騒がしい場所で聞き取りの難しさを感じたことがある人
・活動的で、色々な環境に行くことが多い人
・歩きながら周りの声や音を良く聞きたい人
・車の中で相手の声をよく聞きたい人
・接客業などで動きながら人の話を聞くことがある人
 

プロショップ大塚ではシグニアXの試聴ができます。購入の前にぜひご試聴ください!

この記事では、シーメンス・シグニアが公開した情報をもとに、Xの特徴・形状と、おすすめの人について紹介しました。
近年の補聴器は、シグニアXを含めてモーションセンサーなどの画期的なセンサーが追加されて、ますます機能が改善しています。お客様の環境で、最新の補聴器が役に立つかどうか、ぜひ試聴・体験していただくことをおすすめします。

フォナック社のお値打ち補聴器「ヴィータス+」シリーズ

ヴィータス+は、そのお値打ちな値段にも関わらず、補聴器本体のコンピュータはフォナックの新モデルを搭載しています。またオーダーメイド耳あな型のヴィータス+は、超小型に作ることが可能になり、補聴器を着けていることが周りの人に分かりません。過去のお値打ち補聴器である「フォナック バセオ」「フォナック タオ」より、性能・聞こえ方について様々な点で優れています。

「ヴィータス+」シリーズには、3つの種類

ヴィータス+には、耳あな型のヴィータス+、RIC耳かけ型のヴィータス+、標準耳かけ型のヴィータス+の3種類があります。この3種類は、形状と見た目、電池のサイズなどは異なりますが、言葉を聞き取るための基本的な機能は同じものです。

耳あな型の「ヴィータス+」

極小サイズもお得な価格でつくることができます

耳あな型のヴィータス+は、耳の型を取って制作するオーダーメイド品です。制作する際には、耳の穴の形、指先の器用さ、聴力に合わせて、補聴器の形状が決まります。

ヴィータス+耳穴IIC

最小サイズの耳あな型ヴィータス+、外から見えません

ヴィータス+

標準サイズの耳あな型ヴィータス+、見た目と取り扱いのバランスが良い

ヴィータス+ハーフシェル

最大サイズの耳あな型ヴィータス+、取り扱いが簡単で重度難聴にも対応



上記の中で、一番小さいサイズの耳あな型補聴器をIIC(=invisible in canal)と言います。このIICサイズは、外からまったく見えなくなるため、invisibleつまり透明という名前がついています。
IICサイズの補聴器は、補聴器メーカー各社から発売されていますが、フォナックは本当に小さなサイズで作れるメーカーです。IICの補聴器は付けていても、まったく目立ちません。
2022年7月現在、フォナックから発売されているIICサイズの補聴器の中で、一番安い器種が「ヴィータス+」です。お値段は片耳134,400円、両耳セット201,600円です。
もちろん、ほかのサイズも小さなものから重度難聴にも対応したパワーのあるものまで選ぶことが出来ます。

耳かけ型のRICタイプの「ヴィータス+」

ヴィータス+RIC
耳かけ型のRICタイプは、片耳123,900円です。
近年、もっとも多くの人に選ばれているのが、RICタイプです。RICタイプは着け心地が快適で、外からはほとんど見えません。また聴力に応じて、スピーカー部品のみを変更することが出来ます。つまり購入後に難聴が進行しても、補聴器を買い替える必要がありません。スピーカー部品は10,000円前後ですから、補聴器を長期に使いたい方におすすめです。
はじめて補聴器を始める50歳~60歳代の方、また少しだけ困る場面が出てきた軽度難聴の方におすすめしています。

耳かけ型の標準タイプの「ヴィータス+」

耳かけ型の標準タイプは、片耳123,900円です。
耳かけ型標準タイプは、その大きさで大・中・小と3種類あります。3種類とも共通で、手先の器用さに自信がない方におすすめです。

小型の標準耳かけ型ヴィータス+

小型の標準耳かけ型ヴィータス+、耳が小さい方におすすめ

中型の標準耳かけ型ヴィータス+

中型の標準耳かけ型ヴィータス+

大型の標準耳かけ型ヴィータス+、重度難聴にも対応

大型の標準耳かけ型ヴィータス+、重度難聴にも対応



RICタイプと異なり、すべての電子部品が耳の後ろに装着されるプラスチック製の本体に入っています。本体と耳せんは、外から見えるチューブでつながります。
低周波数から高周波数まで、幅広く音を出すことができますし、最大音量も大きいのが特徴です。重度難聴の場合、ほとんどの方が、このタイプを選びます。RIC補聴器より目立ちますが、本体が大きいので、取り扱いが簡単です。取り扱いが簡単な補聴器がご希望の方におすすめしています。

シーメンス新商品

シーメンス・シグニア補聴器の新製品2018″Signia Nx”

2017年11月、世界シェア第三位の補聴器メーカー、シーメンス・シグニア補聴器から、新製品が発表されました。そして、2018年1月、ついに発売開始しました。軽度難聴の方、とくに補聴器初心者の方に、おすすめできる新機能が搭載されたのでご紹介します。

新製品の名前は、SigniaNx

新製品の名前は、SigniaNxシリーズです。前々シリーズは、Binax(Bx)シリーズとして2015年に発売、前シリーズはPrimax(Px)シリーズとして2016年に発売されました。およそ1年に一度のペースで新シリーズが発売されています。

今回は、3つのグレードが同時に発表されました。
SigniaNxシリーズのメーカー希望小売価格は
プレミアムグレード:7Nx 片耳510,000円、両耳1,020,000円。
アドバンスグレード:5Nx 片耳360,000円、両耳720,000円。
スタンダードグレード:3Nx 片耳270,000円、両耳540,000円。

なお補聴器は全メーカー共通して、中に入っているコンピュータのグレード(=価格)によって聞こえ方が変わります。変わるのは雑音の静かさ、人の言葉のハッキリ感などです。

補聴器の形については、耳に掛ける形の補聴器(RIC型、BTE型)が3種類、発表されました。


画像左から、取り扱いが簡単なBTE型、目立たない小型RIC型、電池が長持ちの中型RIC型です。

なお3種類の形状が発表されていますが、どれを選んでも、中に入っているコンピュータが同じなら、聞こえ方はほぼ同じです。補聴器の形状は、好みや取り扱いで選ぶのが良いでしょう。

新製品のNxシリーズは、自分の声の違和感が激減!

通常、補聴器の新製品では「過去の補聴器で解決できなかった問題を解決します!」という新機能が発表されます。今回、SigniaNxシリーズでは「自分の声の違和感解消」が、もっとも大きなポイントです。

「自分の声の違和感解消」ってどういうこと?

これまでの補聴器では、軽度難聴の初心者が、はじめて補聴器を耳につけると「自分の声が、変わって聞こえる」「自分の声が遅れて聞こえる」「自分の声に違和感を感じる」などの問題が、一部のお客様にありました。
補聴器を付けたとき、自分の声がどんな風に聞こえるか試したい方は、指で耳の穴をふさいで「あー」と大きめの声で話してみて下さい。ご自分の声が変わって感じたと思います。

キーは低く、声は大きくなったのではないでしょうか?

軽度難聴の方が、これまでの補聴器を付けたときに感じる「自分の声の違和感」は、これに近くなります。

SigniaNxだと、自分の声の違和感はどうなるの?

SigniaNxシリーズでは、自分の声を録音してコンピュータに覚えさせることによって、自分の声と、それ以外の音を、自動で分離できるようになりました。この機能をOwnVoiceProcessingテクノロジー(以下、OVP)といいます。これによって、自分で自分の声の違和感を大幅に軽減できるようになりました。

実際に筆者はSigniaNxの最高級グレードを体験してきました。私自身は難聴ではありませんので、難聴者より自分の声の違和感には敏感です(※自分の声の違和感は、難聴が重くなるほど気にならなくなり、逆に聴力が良いほど違和感を感じやすい)。
実際にOVP機能のある補聴器に自分の声を録音させてもらい、自分の声を聞いてみました。過去の補聴器と比べて、まったく自分の声が変わらずに、周りの人の声はしっかり大きくなったように感じられました。

実際に体験して、驚きました。

SigniaNxの値段は?コスパは?おすすめなの??

OVP機能が搭載された補聴器で、一番お値打ちなのは、Pure3Nxです。メーカー希望小売価格は、片耳270,000円、両耳540,000円になります。

今回、筆者が体験した感想としては、雑音を抑えて、騒がしい場所で、言葉を聞き分ける機能が、過去の製品よりさらに強化されているように感じました。毎日、使う方にはおすすめです。
しかし会議だけに使うなど、用途が限定されている方には、ちょっと高いかも知れません。金額と効果、使う時間などについては、十分に試聴してから考えていただくのが良いと思います。

プロショップ大塚でNxシリーズを試聴貸出できます

補聴器専門店プロショップ大塚では、Nxシリーズの試聴を開始しました。
なおSigniaNxシリーズの体験では、ご自分の声の録音が必要です。OVP機能が正常に動作するためには、防音室内で録音する必要があります。SigniaNxシリーズの体験の際には、広い防音室を用意している耳鼻咽喉科医院か、私たち補聴器専門店プロショップ大塚で試聴しましょう。
防音室で録音を行わないと、OVP機能は20%程度しか機能しない場合があります。

もっとお値打ちな補聴器を希望な方には、こちらもおすすめ

プロショップ大塚では、シーメンス・シグニア補聴器のお値打ち補聴器Pure1px、Pure2pxとの聞き比べも出来ます。

メーカー希望小売価格はそれぞれ下記のとおりです。
Pure1px片耳140,000円、両耳280,000円
Pure2px片耳180,000円、両耳360,000円

シーメンス・シグニアは、新製品の開発が非常に早く、昔から高機能な補聴器を、お値打ちな価格で発売することが多いメーカーです。プロショップ大塚でも昔から「軽度難聴の補聴器初心者」のお客様には、おすすめすることが多いです。

シーメンス・シグニアの補聴器にご興味を持っていただいた方は、こちらのお値打ち補聴器も、ぜひ体験してみて下さい。

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